中国、カルバン・クライン親会社を調査－新疆綿ボイコットとの主張で
（ブルームバーグ）： 中国は24日、米国のアパレルメーカー、ＰＶＨが新疆ウイグル自治区産の綿花をボイコットしている疑いがあるとし調査すると発表した。「トミーヒルフィガー」や「カルバン・クライン」の親会社であるＰＶＨが処罰を受ける可能性もある。
中国商務省のウェブサイトに掲載された声明によれば、同省はＰＶＨに対し、過去３年間に新疆ウイグル自治区に関連する製品に対して「差別的措置」を講じたかどうかについて、30日以内に書面で回答するよう求めた。
ＰＶＨに落ち度があると判断された場合、2020年に出された命令によると、同社は「信頼できない事業体リスト」に追加される。違反を犯した外国企業として、中国との取引を禁じられ、罰金が科されたり、従業員の就労許可が取り消されたりする恐れがある。
中国商務省は別の声明で、ＰＶＨが「理由なく新疆綿やその他の製品をボイコットしている」疑いがあると主張し、中国企業の権益や中国の主権・安全保障などを損ねていると非難した。
ＰＶＨは、コメント要請の電子メールにすぐには応じなかった。同社は22年のサプライチェーン報告書で、直接的にも間接的にも新疆ウイグル自治区からの調達はないと説明している。
原題：China Probes Calvin Klein Parent Over Suspected Xinjiang Boycott （抜粋）
--取材協力：Lulu Shen.
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