トランプ前大統領に有罪評決 米大統領経験者として史上初
ニューヨーク、ニューヨーク州、5月31日 (AP) ― ニューヨーク州地裁で行われていたトランプ前米大統領の「口止め料」を巡る裁判で陪審員は5月30日午後、2日間合計9時間半にわたる評議の末、12人全員が34件の起訴事実に対してすべて有罪の評決に達した。 法廷の外で記者団に対しトランプ前米大統領は、有罪評決を「不正で不名誉な」決定だと非難。「本当の評決は11月5日に国民によって下される」と語った。 トランプ前大統領は、2016年の大統領選挙で不利にならないように、不倫相手であった元ポルノ女優に支払った口止め料を隠蔽するため、帳簿などの業務記録を改ざんしたとして訴えられていた。 量刑は7月11日に言い渡される。 前大統領が問われているのは、最高4年の禁固刑。この事件は、トランプ前大統領が起訴された4件のうち裁判に至った最初のもので、前大統領に対する刑事事件としては米国史上初である。 (日本語翻訳・編集 アフロ)