【なぜ?】アスファルトと砂利道の狭間で揺れる京都『哲学の道』 整備検討で住民賛否「どこでもある道になる」「生態系を壊す」一方で「小石で窓が割れた」「車イスで通りにくい」の声も…
(賛成) 「車も、こんなことになるんですよ」 車庫に入れた高級車は、見るも無残…砂埃にまみれています。
さらに、雨が降れば、悲惨なことになるといいます。 (賛成) 「風情って何かわからないけど、土砂降りの後に来られたら、風情も何もあったもんじゃないですよ。水溜まりがいっぱいあって…」
一方、同じく沿道に住む女性たちは、揃ってアスファルト化には反対だといいます。 (反対) 「とても信じられないと思って、びっくりしまして」 「住んでいる者はみんな、この木も空も何もかも含めた全体が、トータルで『哲学の道』って捉えているんです」 「コンクリートにしたら、どこでもある道になるので。やっぱり『哲学の道』は土の道。それを次世代に代々と繋がっていきたいという思いが、すごくあります」
■賛成派・反対派の理由も様々…京都市への直撃取材でわかった未来予想図
(西山ディレクター) 「私は今、アスファルト部分と未舗装部分がちょうど切り替わる場所にいます。私が立っている砂利道は、ザクザクという音が『散歩道として趣を感じられる』という人も多いと思います。少し北に移動すると、アスファルト化されて、色が変わっているのがわかります。この道を巡って、京都市が“一括してデザインを考えよう”という会議を開いたところ、住人からさまざまな意見が出ているのが現状です」
(西山ディレクター) 「私は、実際に両方の意見を聞きました。『砂利道を残してほしい』と言っていた方の理由の多くが、桜でした」
(西山ディレクター) 「『哲学の道』は桜が有名で、桜の木が並んでいます。住人によると、木の根っこが地面に水平に横に伸びているということです。だから、舗装となると、『桜の木の根っこを切ることになり、生態系を壊すのではないか』と心配する声や、『風情ある“土の姿”をずっと残してほしい』という意見がありました」
(西山ディレクター) 「一方で、先ほどから自転車に乗って観光している人を見かけますが、砂利道だと石が飛んで、沿道の家のガラスが割れることもあります。自転車は、最近非常に増えてきたそうです。また、水溜まりができて車椅子が通りにくいなど、実際に被害が出ているので、『早く舗装してほしい』という人もいます。様々な意見が出ています」
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