氷見(富山)特産串柿の仕上がり上々 久目地区で6日から出荷
正月の鏡餅飾りに使われる富山県氷見市久目地区特産の串柿の出荷準備が5日、JA氷見市久目支所倉庫で行われた。例年並みの色、つやで仕上がりは良いという。6日から出荷する。 串柿は赤柿をハギやタニウツギの枝に刺し、乾燥させて仕上げる。久目地区では江戸時代から作り始めたとされ、現在は久目串柿生産組合の6軒が手がける。 1本の串に刺した実の数は2、3、5、10個の4種類。今年も10月下旬から練炭を使い、各生産者が納屋や作業場で乾燥作業を進めてきた。 生産者やJA職員は4日に集荷した串柿の品質を確かめ、梱包(こんぽう)した。前組合長の宝住与一さん(71)は「今年は11月に暑い日があり、品質管理に苦労したが良いものに仕上がった」と話した。6日と13日に富山、高岡、金沢の市場に出荷し、昨年より1割少ない5万数千本を見込んでいる。