早くも別格! J1リーグ、今夏の大当たり新戦力(6)化け物!? 驚愕の7試合7ゴール! 無双状態の男
夏の移籍ウインドーでJリーグの各クラブは不足している戦力の補強を実施した。負傷離脱者の穴埋め、下位から抜け出すための即戦力、優勝を狙ううえでのラストピース――。各クラブの判断の是非は、シーズン終了時の立ち位置によって明らかになるだろう。今回は、J1リーグにおける今夏の大当たり新戦力をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:ラファエル・エリアス 生年月日:1999年4月12日 移籍先:クルゼイロ(ブラジル)→京都サンガF.C. 2024リーグ戦成績(移籍後):7試合7得点1アシスト 残留争いに巻き込まれていた京都サンガF.C.を劇的に変えたのは、ブラジルからやって来た25歳のアタッカーだった。 今のラファエル・エリアスは「試合に出ればゴールを決める」無双状態だ。今年6月に期限付き移籍で京都に加入すると、7月20日のJ1第24節・ジュビロ磐田戦で新天地デビュー弾をマーク。その後もコンスタントに得点を重ね、リーグ戦では加入後7戦7発と圧倒的な成績を収めている。 5月から6月にかけてJ1最下位に沈んでいた京都だが、現在は中位やや下の15位。J2降格が現実味を帯びていた低迷期を思えば、十分に評価できる順位だ。チームの浮上とエリアス到来の時期がちょうど重なっているのは偶然ではないだろう。 エリアスの貢献度はゴールだけでは計れない。“ファーストDF”として最前線からプレッシャーをかけてゲーゲンプレス発動のスイッチを入れ、チームがボールを保持している時にはパスを引き取る動作で自らビルドアップの出口となる。最下位脱出後の京都が攻守にわたってスムーズな試合運びを展開できているのは、偏にエリアスの存在が大きい。 エリアスに原大智とマルコ・トゥーリオを加えた3トップは、いまやJ1リーグでも有数の破壊力を誇っている。京都としては、エリアスの契約形態を期限付き移籍から完全移籍に移行できるように交渉を急いだほうが良いかもしれない。
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