【RISE】与座優貴vs.中村寛は「金的にヒットしている可能性が高い」ため負傷判定で与座の判定勝ちに変更
2024年3月17日(日)東京体育館で開催された『RISE ELDORADO 2024』の第11試合「RISE vs. K-1対抗戦」ライト級(63kg)3分3R延長1R、RISEライト級王者・中村寛(BK GYM)vs.K-1ライト級王者・与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の王者対決。 【写真】与座の後ろ蹴り 試合は3R、左カーフキックを軸に蹴りで攻勢に出ていた与座が後ろ蹴りを放ったところで、中村が急所に当たったというゼスチャー。与座が攻撃を止めると中村は股間を抑えて倒れ込み、これがダウンと見なされた。 中村が立ち上がれなかったため与座のKO勝ちとなったが、審判団が協議。その結果、与座のKO勝ちとなった。勝った与座も首をひねり、不満顔。レフェリーは「確かにラインは金的の部分です。僕も一瞬迷いましたが、僕は内股を取りました。もしかしたらVTRで覆るかもしれません。私は内股のローをとってKOとさせていただきました」と説明した。 この結果について、中村の所属するBKジムより3月18日付けで異議申し立てがあり、それを受けてRISEコミッションならびにRISE審判団で協議が行われた。ビデオ・写真などで再確認したところ「金的にヒットしている可能性が高い」との判断となり、以下の裁定に変更されることが発表された。 「金的への攻撃は反則ではありますが、故意ではないため、ルール第11条の失格には該当しません。また、中村選手もすぐに立ち上がることが出来る状況ではありませんでしたので、ルール第14条[第3項]を適用し、第3R 2分15秒までのジャッジにより勝敗を決定いたします。当日のジャッジ担当と確認した判定内容は以下の通りとなります。 ▼第11試合 RISE×K-1対抗戦 ライト級(-63kg) 3分3R延長1R ×中村 寛(BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg王者) 判定0-2 ※29-30×2、29-29 〇与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第6代K-1 WORLD GPライト級王者) ※第3R 2分15秒、負傷判定で与座選手の判定勝ちに変更。 また、プレスリリースでは「今後、疑義が生じた場合には、ジャッジを含めその場ですぐに協議する体制を整え、この様なことが起きないよう精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします」と今回の件を踏まえて態勢を整えるとしている。
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