首相に冬のボーナス392万円 増額分返納、今夏と同額
国家公務員に8日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。岸田文雄首相の支給額は596万円だが、増額分を返納するほか、従来の3割カットルールを適用するため、今年夏と同じ392万円となる。各省庁で働く職員ら一般職(平均33.4歳)は2年連続のプラスで、平均支給額は昨冬より2万2200円多い67万4300円。 首相ら国家公務員特別職と一般職の月給、ボーナスを巡っては、民間の賃上げに合わせ、水準を引き上げる改正法が今国会で成立した。しかし政府は11月、物価高に苦しむ国民感情に配慮し、首相と閣僚の増額分を返納すると決めた。