女子ケイリン 太田りゆが準決勝敗退 準々決勝は冷静な走りで4着死守 前日の敗者復活で運営周回誤認トラブルで消耗も
「パリ五輪・自転車・女子ケイリン・準決勝」(8日、サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム) 【写真】「ゴールじゃん絶対!」 敗者復活でトラブルも全力周回 日本の太田りゆ(29)=ブリヂストン=は準々決勝は2組4着で準決勝進出を決めたが、準決勝で2組6着に終わり、上位3着までの決勝進出はならなかった。また佐藤水菜(25)=日本競輪選手会=は終始外を回される厳しい展開となり、準々決勝3組5着で敗退となった。 太田は準々決勝は1組目で激しい落車があり、2組目のスタートまでに時間が掛かったが、太田は後ろから2番手で冷静にレースを進め、残り2周で2番手に浮上。その後は順位を下げたが、終始落ち着いた走りで突破ラインの4着を死守した。準決勝では最後方からレースを進めると、残り1周で先頭まで伺う勢いだったが、抵抗されてその後は失速した。 太田は7日の敗者復活戦でゴール直前で差しきり、1着で準々決勝進出を決めたが、運営の不手際に見舞われた。残り1周で通常鳴るはずの鐘が鳴らず。選手たちは冷静にレースを進めたが、ゴール後に鐘が鳴り、トップでゴールした太田はそのままペダルを全力でこぎつづけた。レース後、太田は自身のインスタグラムで「向こう側のミスで1周多くもがいた。身体に染みこんだ周回数も絶対勝ちたすぎて、万が一を思ってゴールじゃん絶対!と思いつつ踏み続けました」と、泣き笑いや汗の絵文字とともに投稿していた。