技術と楽しさ学ぶ オケ友 音楽クリニックの事前練習【長野家飯田市】
「オーケストラと友に音楽祭2024」の一企画、音楽クリニックの事前練習が始まっている。3月31日は、長野県飯田市高羽町の飯田文化会館で中学生コースの受講生104人がパート練習に臨んだ。 飯田下伊那地域の音楽愛好家が名古屋フィルハーモニー交響楽団員から直接指導を受けることで、演奏の技術と楽しさを学んでもらおうと実施する音楽祭の柱の事業。全5コースで、本年度は中学生に104人、高校生に54人、弦楽合奏に25人、弦楽器初心者に4人、大人の吹奏楽に48人から募集があった。5月4日のクリニックコンサートで成果を披露する。 この日は地元講師の指導で、パートごとに練習を行った。課題曲は「たなばた」(酒井格)。互いの音をよく聞きながら、リズムや音程を合わせていった。同コースは今後5回のパート練習や合奏を経て本番を迎える。 初めて受講した飯田西中学校3年でフルートの生徒は「難しい曲だけど、パートで練習することでコツや吹き方が分かった」とし「プロから教わることはめったにないので、自分の技術向上につなげたい。聞きに来てくれる方への感謝を込めて演奏したい」と意気込んでいた。