岩崎良美「小さいときから姉の岩崎宏美の真似ばかりしていました」芸能界に入ったきっかけは?
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。 今回のゲストは、歌手で女優の岩崎良美さん。芸能界に入ったきっかけなどについて語ってくれました。
岩崎良美さんは1980年に「赤と黒」で歌手デビュー。代表曲は「涼風」「タッチ」「青春」など。女優としても活躍中でNHK大河ドラマ「おんな太閤記」「スクール☆ウォーズ」(TBS系)をはじめ、ドラマにも数多く出演。舞台ミュージカル「アニー」では、9年に渡りグレース・ファレル役を演じました。また、NHK Eテレ「おさるのジョージ」では語りを担当するなど幅広く活動しています。
◆姉の影響を受けて芸能界に飛び込んだ
唐橋:芸能界に入ったきっかけは何だったのでしょうか? 岩崎:小さい頃から姉の宏美の真似ばかりしていたんです。宏美が1975年にデビューして、まあ楽しそうにしていたんですね。朝早くから夜中まで帰ってこないようなハードなスケジュールなのに、すごく楽しそうで。 私はお勉強が嫌いで、学校もあまり好きじゃなかったんです。学校じゃないところに興味があったので、「私も芸能界に入れたらいいな」って思っていました。スカウトをされたときに、最初、母はあまりいい顔をしなかったのですが、1980年にシングル「赤と黒」でデビューすることができました。 唐橋:念願のデビューと言っていいのでしょうか? 岩崎:そうですね。なかにし礼先生に詞を書いていただいて、ヨーロッパ風な大人っぽい曲です。「赤と黒」のときは、まだ(レコードで)A面・B面の時代ですよ。「クライマックス」という素敵な曲と、どちらをA面サイドにするかみんなで悩んでいたのですが、私はデモテープを聴いたときから「絶対に『赤と黒』だ」って思っていたんです。どちらに決まるかなと思っていたら「赤と黒」に決まって、今も本当に大切な曲です。逆に今のほうが「赤と黒」の世界がすごく自然に表現できるんですよね。 唐橋:「恋は闇の中が美しいの」とか「恋は秘密めいた方が素敵」といった歌詞ですもんね。「赤と黒」を歌われていたときは19歳ですよね。歳を重ねて歌い方も変わってくるのだと思います。当時はアイドル全盛期ですけども、アイドル時代の生活は大変でしたか? 岩崎:けっこうハードに取材とか入れていたので、忙しかったですね。当時、「ヤンヤン歌うスタジオ」(東京12チャンネル)とか「カックラキン大放送!!」(日本テレビ系)とか、歌も歌えばコントもやるみたいな番組がいっぱいあったんですよ。だから楽しかった(笑)。 (TOKYO FM「NOEVIR Color of Life」放送より)