高校サッカー選手権「勢力図」番付予想 公立校が”西日本の横綱”…東日本筆頭の名門は?
カナリア軍団名門・帝京が15大会ぶりの選手権へ、上位進出なるか
【小結】 ■帝京(東京B/15大会ぶり35回目) 伝統のカナリア色のユニフォームが15大会ぶりに選手権に帰ってきた。選手権に出られなかっただけで、ずっと低迷していたわけではない。プリンス関東1部で力を磨き続けてきた。屈強なストライカーFW森田晃、ビルドアップ能力に長けたCBの田所莉旺を軸に、冬に向けて仕上げてきている。 ■日章学園(宮崎/3大会連続18回目) 攻撃力は間違いなくトップクラス。英1部サウサンプトン入りが内定している高校ナンバーワンのタレントである高岡伶颯、ベガルタ仙台内定の右アタッカー南創太の2枚看板だけではなく、注目の1年生MF吉崎太珠、ポストプレーが光る水田祥太朗と個性派揃い。守備陣の出来が鍵を握る。 【前頭】 ■尚志(福島/4大会連続15回目) プレミアEASTでは11位に終わり、プリンス東北降格となってしまったが、西丸由都、大内完介、星慶次郎、髙橋響希の不動のカルテットが形成する中盤のクオリティーは非常に高い。ボールを握りながらテンポを作り出すサッカーは健在で、リーグ戦での苦しみをトーナメントで晴らすポテンシャルは十分にある。 ■東福岡(福岡/3大会ぶり23回目) 191センチのGK後藤洸太、185センチの大坪聖央と180センチの山禄涼平のCBコンビが築く守備は強固そのもの。8位でフィニッシュしたプレミアWESTでリーグ4位の失点の少なさを誇る。夏以降は伝統のサイド攻撃もブラッシュアップされ、左の神渡寿一と右の児玉愁都の両ウイングから繰り出すアタックの質は上がっている。
FOOTBALL ZONE編集部