42歳アロンソ、契約延長の理由を説明…2026年より再タッグのホンダについては「尊敬するメーカー。再び一緒に仕事できるのは嬉しい」|F1
フェルナンド・アロンソが、アストンマーティンと複数年契約を締結した。これで42歳のスペイン人ドライバーは、少なくとも2026年までF1で走り続けることになる。 2026年からF1は新レギュレーションとなり、同年よりアストンマーティンはホンダのパワーユニットを搭載することが決定済み。2度の王者であるアロンソには、新規定に向けた開発や豊富な経験など、多くのことが期待されている。 一時は引退説も浮上した大ベテランのアロンソ。なぜアストンマーティンと契約を更新したのか、本人は「決断は簡単なことだった」と述べている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「これから何年もF1にコミットする準備ができているかどうか、自分自身について真剣に考えるには、数レースもしくは数週間の時間が必要だった」 「なぜなら今はF1のカレンダーが緊密になっているからね。マシンもそうだし、コミットメントも必要になるんだ」 「僕がF1のことを、アストンマーティンに対しても、いかに愛しているかという点で、愛情は何一つ変わりない。今回は自分自身と向き合い、しっかり熟考した上で決断したんだ」
百戦錬磨のアロンソは、F1で戦い続けることの大変さも吐露している。 「F1に挑み続けるということは、多大な時間、そしてすべてのエネルギーを注ぐ必要があるんだ。レースを続けるためには、普通に生きる人生を放棄しなければならない。そして、自分にはその準備ができているのかどうか、自分自身と話しておきたかったんだ」 「決断を下した後、オーストラリアだったかな。アストンマーティンと話し合ったんだ。これも2月に言ったことと変わらず、自分にとっては最優先事項だった。だからこの決断は難しいものではなかったんだ」 「僕はアストンマーティンでレースを続けたかったし、アストンマーティンも僕をシートに残しておきたかった。双方が望んだんだから、これは自然な流れだったと思うよ」 「このチームとても居心地が良い。だから、その恩義や忠誠心をしっかりチームに示したかったんだ。これは旅の始まりに過ぎない。僕とアストンマーティンの旅は、終わりになるはずがないんだよ」