防水仕様でも快適に履けるキーンの「最新トレッキングシューズ」は何がスゴい? 環境にやさしく耐久性にも優れる最新製法の実力とは?
“ダイレクトアタッチ”製法で環境負荷低減を推進
米国オレゴン州ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランドであるキーンから、新作トレッキングシューズ「TARGHEE(ターギー)IV」が登場しました。 【画像】「えっ!…」履きやすくて雨にも強い! これがキーンの新作トレッキングシューズです(41枚) ラインナップはミッドカットとローカットの2型で、それぞれメンズモデルとウィメンズモデルが展開されます。
「TARGHEE IV」は、幅広のラスト(木型)によって、つま先にゆとりのあるトゥボックス構造と履き心地のよさに定評のある防水トレッキングシューズ「TARGHEE」コレクションの最新モデルです。 その特徴について、キーン・ジャパンの広報担当・種田聖子さんは次のように話します。 「『TARGHEE IV』の最大の特徴は、接着剤を一切使用せずアッパーとソールシステムを一体成型する新技術“KEEN.FUSION(キーン・フュージョン)”を採用していること。これは“ダイレクトアタッチ製法”のことで、アッパーとアウトソールの間に高熱のPU素材を流し込んでミッドソールを形成し、その熱の力でアッパーとアウトソールを一体化する製法です。 アッパーとソールが接着剤で接着されている場合、経年劣化によってソールがはがれてしまうこと(層間剝離)が、シューズが壊れる主な原因のひとつとなりますが、この製法によりアッパーとソールのはがれを防ぎます。 また、ミッドソール素材には空気も含有されているため、材料使用量を軽減する上、クッション性の向上にもつながっています」 ●PFASフリーのはっ水加工で健康にも配慮 「TARGHEE IV」は、つま先にゆとりのあるトゥボックス構造でありながら、アッパーの設計と素材を見直し、より足にぴったりとフィットするようアップデート。そして、接着剤不使用の“KEEN.FUSION”技術がソールとアッパーをしっかりと結びつけ、軽い足取りを実現します。 また、“KEEN.Luftcell”採用のミッドソールが弾力性を維持し、悪路においても足をしっかりと保護。TPU製のアウトソールはゴムの2倍の耐摩耗性を実現し、トラクション性に優れた全方向対応型の4mmラグパターンを搭載しているのもポイントです。 シューズボックス内には、ムレを軽減する独自の防水透湿素材“KEEN.DRY”を採用。さらに、アッパー表面にもはっ水加工が施されており、悪天候でも快適に着用できます。 「はっ水加工はPFAS(ピーファス)フリーとなっています。PFAS(ポリフルオロアルキル化合物の略称)は地下水や食物連鎖を通じて人や動物の体内に蓄積される、発がんリスクや免疫力低下など多くの健康被害を引き起こす可能性があるとされる有害物質です。 環境中に流出しても分解されず長期間残るため、Forever Chemicals=永遠の化学物質とも呼ばれています。 キーンではPFASを一切使用しないはっ水加工を採用し、地球環境への配慮を推進しています」(キーン・ジャパン 種田さん) ●製品仕様 ■TARGHEE IV MID WP(ミッドカット) ・価格(消費税込):2万4200円 ・サイズ:25.0~29.0、30.0、31.0cm(メンズ)、22.5~26.0cm(ウィメンズ) ・カラー:Bison/Black、Dark Olive/Gold Flame、Legion Blue/Antique Moss、Canteen/Khaki(メンズ)、Alloy/Granite Green、Brindle/Nostalgia Rose、Rose Brown/Plaza Taupe(ウィメンズ) ■TARGHEE IV WP(ローカット) ・価格(消費税込):2万2000円 ・サイズ:25.0~29.0、30.0、31.0cm(メンズ)、22.5~26.0cm(ウィメンズ) ・カラー:Dark Olive/Gold Flame、Bison/Black、Steel Grey/Antique Moss(メンズ)、Alloy/Granite Green、Brindle/Nostalgia Rose、Rose Brown/Plaza Taupe(ウィメンズ)
津田昌宏