なにわの真っ赤な夕陽にうっとり 大阪・あべのハルカス前の歩道橋
28日の近畿地方は、高気圧に覆われ各地で好天に恵まれた。気温も上昇し、気象庁によると、大阪市内では最高気温22.5度を観測した。大阪市阿倍野区と天王寺区との境界にある「阿倍野歩道橋」では、くっきりと見える沈む夕陽を撮影する人の姿が多くみられた。
同日午後6時半ごろ、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の前にある歩道橋では、真っ赤に染まった空と夕陽を撮影しようと、多くの人が携帯電話のカメラで写真撮影を楽しんでいた。ここは以前から、夕陽の撮影スポットとしても知られており、撮影する人の中には、一眼レフカメラで撮影する人もいた。 大阪市天王寺区に住む会社員の男性(56)は「毎年春くらいになると、ここから見る夕陽がきれいなので、きょうは帰宅途中の通りすがりで撮りました。ちょうど西に向かって下の道路も下り坂になっていて、そこへ沈んでゆく夕陽をみるのは気持ちがいいですね。ここで撮影している人は多いですよ」と話していた。
気象庁によると、29日の大阪府内は、湿った空気や前線の影響でおおむね曇り、夜は雨となる見込みだという。29日朝の予想最低気温は13度、日中の予想最高気温は24度となっている。