立川談春、共演した役所広司と内野聖陽のスゴさ語る 馬琴&北斎ゆかりの蔦屋書店で映画「八犬伝」イベント
落語家の立川談春(58)が22日、東京・渋谷区の代官山蔦屋書店で映画「八犬伝」(25日公開)の「公開直前 江戸カルチャートークイベント」に参加し、共演の役所広司(68)、内野聖陽(56)の役者としてのすごさを語った。 今作では役所が江戸時代の作家・滝沢馬琴役、内野が馬琴の友人の絵師・葛飾北斎役で、談春は歌舞伎狂言作者・鶴屋南北を演じた。イベントは馬琴、北斎とゆかりがある蔦屋書店で開催。同店の名前は浮世絵出版で有名な蔦屋重三郎にも由来するという。 談春は地方ロケで撮影前日の台本の読み合わせで役所と内野がセリフを覚えていなくてたどたどしかったとし「私なんか完璧に覚えていた」。ところが撮影当日、2人のすごさを実感。談春が役者としての力量が足りなくても役所は主役の芝居をしていたといい「『あなたはむき出しでいいから来なさいよ』っていうのを引き出された。前の日の読み合わせの中からお考えになっていたような気がする」と回想。内野は表情だけで演技していたという。
中日スポーツ