【DDT】団体対抗戦で東京女子が勝利も、総取りした売り上げは結局サイバーファイトの金庫へ
<DDTプロレス:両国大会>◇28日◇東京・両国国技館 DDTプロレス両国大会「Ultimate Party 2024」の第四試合で東京女子プロレス対DDT全面対抗6人タッグマッチ30分一本勝負が行われ、東京女子の辰巳リカ&ハイパーミサヲ&原宿ぽむが、DDTの大鷲透&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多に勝利した。 途中、ミサヲがスプレーを取り出しササダンゴの両脇にデオドラント攻撃。さらに大鷲とアントンにもスプレーをかけ、オジサントリオの加齢臭を消臭した。 その後、DDT今林GM、東京女子・甲田代表がリングでやり合う場面を経て、ぼむがアントンにラフォーレ原宿(人工衛星ヘッドシザース)、辰巳がヒップアタック、ミサヲが東京女子ファンのクラウドファンディングによって生まれ変わったハイパミ2号でアントンを直撃した。 辰巳がアントンから3カウントを奪おうとすると、音楽が流れ、ビジョンにはアントンの回想シーンが映し出された。アントンの「この試合はDDT対東京女子の対抗戦にもかかわらず、DDTの代表選手は3人とも事実上のフリー。なんなら今林さんも今はアルバイト。団体への忠誠心も、どうしても勝たなければいけないという気持ちもまったくないのです」などという身もふたもないコメントが流れる中、アントンが辰巳を羽交い締め。そこに大覧&ササダンゴが2代目ハイパミ号で突進したが、辰巳がかわして誤爆に。すかさず辰巳が12分17秒、アントンにミサイルヒップアタックを食らわせ、3人で押さえ込んで3カウントを奪った。 バックステージでは東京女子の3人が「勝った方の会社がこの日の売り上げを総取りする」という事前の取り決めに言及して大喜び。しかし甲田代表が「今日の売り上げは全部東京女子のものにはなるんですけど、ただ会社(サイバーファイト)は同じなんで。同じ金庫に入っていくということは変わらない」と説明すると「やだよー」と3人の悲鳴が上がった。 そこへササダンゴが現れ「てめえら、よくもさっきは大人数の前で恥かかせてくれたな! なんださっきの、人の、おじさんの、気にしているデオドラントをスプレーで。俺たちはささやかながら傷ついているし、もともと少し気にしていたし、よくないことだよ、あれは。令和の時代に」と抗議。 続けて「まあいい、2025年2月3日、高木三四郎芸能生活30周年記念の新宿FACE大会、このスーパー・ササダンゴ・マシンではなく、マッスル坂井として、対戦相手をハイパーミサヲ、貴様を指名する」とリマッチを要求。ミサヲもこれを了承し、“対抗戦”は継続することとなった。