金足農高の吉田への競合がなかった理由はやはりポッと出た選手やから。でも、日本ハムが一番いいドラフトやったと思うわ【岡田彰布のそらそうよ】
1、2戦の広島捕手陣のリードは称賛できたけど……
金足農高の吉田は、夏の甲子園で知られる存在になったから、1年生のころから注目されていたビッグ3とは指名の差が出たわな。それでも日本ハムは、吉田をはじめいい高校生を獲得したと思うよ/写真=高原由佳
またまた困ったことになったわ。そう、激闘の日本シリーズのことよ。この原稿を書いているのは11月1日の午前……。ということはソフトバンクが2勝1敗1分けの状況。そこへ「シリーズのことを書いてください」という担当のS君からの指令。先週も触れたけど、とにかく締め切りがあるものだから、当然、タイムラグが生じるわけ。皆さんがこれを読まれるときは、今年の日本一が決まっている。結果が出ているのに、途中経過をああだ、こうだと書くのもなあ。 でも、あえて触れるなら、やっぱり日本シリーズという短期決戦は、バッテリーがポイント。それを痛感するスタートやった。広島での1、2戦。広島の1勝1分けやったけど、ここで目についたのが広島捕手陣の巧妙なリードやった。初戦の會澤(會澤翼)、2戦目の石原(石原慶幸)は投手のよさを存分に引き出し、そしてソフトバンクの柳田(柳田悠岐)を完全に封じ込んだ。これが大きかった。特にベテランの石原の好リード。ジョンソンを支え、勝ちに導いた。少ないデータの中、その分析力は大したものである。オレは称賛に値するリードやと思っている。 しかし・・・
本文:2,448文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール