「子どもを褒めるのと甘やかすのは違う」義父・関根勤の言葉に共感した歌手K「娘には自分の失敗談を包み隠さず話して」
歌手として活躍するKさんはプライベートでは2人の娘の父親でもあります。関根勤さんに影響を受けたという育児方法と「娘には自分の失敗談を話す」理由について伺いました。(全3回中の2回) 【写真】「思わず笑った!」Kさんと関根勤さんの「仲良すぎ」なプライベート写真(全10枚)
■娘には「若いうちに失敗をしてほしい」 ── 家族仲がいいイメージが強いのですが、Kさんはどのようにお子さんに接していますか。 Kさん:家族のなかで僕はバランサーになりたいと思っています。関根勤さんとうちの子がけんかをしていたら、僕が中立的な立場で間に立って話すこともあります。妻が子どもに注意することがあれば僕に話してもらい、僕が子どもに注意することがあればママに聞いてもらう。はけ口と言いますか、子どもが誰かに話せる環境を家族のなかで作ってあげられたらいいですね。
── 関根勤さんから子育てについて学ぶことが多いそうですね。 Kさん:以前、関根さんと番組で共演したときに「子どもを褒めるのと甘やかすのは違う」と言っていて、「子どもは褒めて育てるべきだ」という話をしていたんです。それが自分自身の経験と照らし合わせてもすごく共感できました。何かひとついいことがあったら、そこをとことん褒めてあげないと、子どもは自信をなくして興味を持たなくなりますし、褒められた記憶はずっと残りますよね。子どもは褒め倒して育てようと思っています。僕は、自分の好きな音楽の道で夢を掴んだので、子どもたちにも好きなことをとことん突き進んでほしいです。中途半端にはしてほしくない。あれもこれもではなく、「これをさせたらすごいよね」というようなことを見つけてもらえたらいいなと思います。
その過程で失敗してもいいんです。むしろ若いときの失敗はどんどんしてほしいと思います。長女はプレッシャーを感じやすいところがあるので、僕の失敗談をたくさん話していて、「このとき失敗しているから今は大丈夫」ということを知ってもらおうと思っています。 ── 失敗をしているイメージがありません! Kさん:ステージでチャックが開いていたとか、衣装を間違っていたというものから、音大の試験で準備していた曲が指定のものではなかった話など、いろいろあります。それは即興でなんとかして受かったのですが。高校生のころピアノにハマって、夜中まで夢中で弾いていたので、授業中に寝てしまって先生に叱られたエピソードなども娘にはすべて話しています。