女性参加者が急増「とんぐうさん」北海道最大級の神輿渡御
テレビ北海道本社がある、創成イーストエリアの話題をお届けする『つながる創成イースト』。きょうは、今月15日に開催された熱気あふれる神輿渡御(みこしとぎょ)の様子を取材しました。 あさ9時。『とんぐうさん』と親しまれる『北海道神宮 頓宮』にハッピ姿の人たちが続々と集まって来ました。この日は年に一度の『頓宮例祭秋まつり』。メインイベントのお神輿の担ぎ手たちです。 神輿会頓宮副会長の加藤公彦さんは「今年は神輿会頓宮の会員、関係者、初参加を含め460人ほどのスタッフが参加する。去年の渡御が終わってから毎月会議を重ねてようやく今日を迎えることができた」と感慨深く語ります。大神輿は、去年9月に札幌の担ぎ手グループ『神輿会 北海睦(みこしかい・ほっかいむつみ)』が奉納したもの。 高さ2.7メートル、重さはおよそ2トン。北海道神宮にある開拓神社の神輿に次ぎ、道内では2番目に大きいとされます。参加者の中には、初めてお神輿を担ぐという人も多く、開催前には練習を重ねてきました。「今年はなぜか女性がめちゃくちゃ多くてビックリ。上は81歳から下は17歳までごった煮のような会。賑やかにやってやるぞという気持ちでやってます」と加藤副会長は意気込みます。 お神輿は『神様が地域を回るための乗り物』とされ、出発前に、御祭神(ごさいじん)をうつす『御霊(みたま)入れ』が行われます。いよいよお神輿が神社を出発する『宮出し』です。今回の大神輿(おおみこし)の渡御(とぎょ)は、去年の倍以上となる3.6キロ。あいにくの雨の中、北1条通をを進みます。
TVh前も通過していきました。 宮出しから3時間が経過。お神輿は、創成川沿いに差し掛かりました。およそ300人の担ぎ手が交代しながら練り歩きます。この日、二条市場前は歩行者天国になり担ぎ手たちも一休み。会場では、アクロバティックな『はしご乗り』も奉納され、大勢の見物客から大きな拍手が送られていました。 およそ5時間をかけ創成イーストを練り歩いた大神輿がついに頓宮に戻ってきました。『宮入り』です。 加藤副会長は「沿道の大きな拍手に後押しされて、みんなが一つになった一体感で、去年よりグレードアップした宮入りができた。担ぎ手ばかりではなくサポートしてくれる縁の下の力持ちの方たちがいて、この神輿が成り立っているので全部ひっくるめて“祭り”」と満足そうに話していました。 10代から80代まで幅広い年齢層が所属する『神輿会頓宮(みこしかい・とんぐう)』。今後もお神輿をはじめ、地域のまちづくりを続けて行くとのことでした。