セレモニアルピッチのためマウンドへ向かうぺこぱの松陰寺太勇（2023年4月8日撮影）

　ロッテファン歴30余年の、ぺこぱ松陰寺太勇が、41歳の誕生日を迎えた9日、Xを更新。ロッテがこの日、佐々木朗希投手（23）のポスティングによるメジャー挑戦を容認し、移籍に向けた手続きを開始すると発表したことを受け、同投手にエールを送った。 　松陰寺は、涙のアイコンを6つも付け「朗希　朗希の夢！！応援してる　頑張れ」とつづった。 　松陰寺は山口県出身で、ロッテと本拠地の千葉との縁はなく、以前は巨人のファンだったが、プロ野球のゲームを通じてロッテのファンになった。19年12月22日に行われたM－1グランプリ2019で3位となり一躍、お笑い界のスター街道に踊り出すと、翌20年1月24日にはロッテ浦和寮を訪問。岩手・大船渡高からドラフト1位で入団し、お笑いが大好きな佐々木に直接、漫才を披露。ぺこぱが最初にインタビューしたスポーツ選手が佐々木なら、佐々木が初めて取材対応したのも、ぺこぱと“相思相愛”の関係を続けてきた。佐々木が21年5月16日の西武戦に先発し1軍デビューした際、完全試合、13連続奪三振の日本記録含む日本最多タイ19奪三振を記録した昨年4月10日のオリックス戦の際もXで祝福した。 　松陰寺は、侍ジャパンが3大会ぶり3度目の世界一に輝いたWBC開幕前に、日刊スポーツにコメントを寄せ「世界を驚かすノーヒットピッチング期待してます」と佐々木投手に力強くエールを送っていた。「佐々木選手ほどの力があれば、普段通りのピッチングをしてくれれば、必ず日本の勝利のためになると信じてします！」と侍ジャパンのキーマンだと断言。「球の速いピッチャーは、たくさんいますが、あのフォークボールは世界でもなかなか見られることはないと思います。バッターは空気を芯で捉える事になるでしょう」と太鼓判を押していた。そして「けがをせず、世界一の称号を手にロッテに帰ってきてください！！　最強投手陣、最強打線で他を圧倒して欲しい！　野球大国日本を再び！！」と必勝を祈願していた。 　松陰寺は「中森！晴也！頼むで！！！　優勝するぞ！！！」と、パ・リーグクライマックスシリーズファーストステージで敗れた、ロッテの捲土（けんど）重来にも期待を寄せた。