eスポーツライブイベント、広告の可能性を議論 衛星放送協会がセミナー
衛星放送協会広告委員会は24日、大阪市のリーガロイヤルホテル大阪で「多チャンネル 広告活用セミナー2024 in大阪」を開催した。会場には広告関連企業の関係者130人以上が参加。シューティングゲーム「APEX LEGENDS」のeスポーツライブイベントを活用した広告の可能性をパネルディスカッションで討議した。 パネルディスカッションのテーマは「APEX LEGENDS e-elements DREAM MATCH ~王様からの招待状~から見出す多チャンネル広告の可能性」。昨年10月に開催されたAPEX LEGENDSのイベントを運営したアニマックスブロードキャスト・ジャパンや、クライアントのソニー銀行の担当者が登壇した。 パネルディスカッションではApex Legendsのオフラインイベントを題材に広告の可能性を示唆した。昨年10月のイベントは、王様となった18人のプレイヤーがほかのプレイヤーたちを招待する形で参戦メンバーが決定。トッププレイヤーに加え、芸能人・アーティストたちも参戦したほか、SNSなどで配信したことで総視聴回数は約90万を記録。配信時間は10時間の規模となった。 イベントを運営したアニマックスブロードキャスト・ジャパンイベント・コンテンツ事業本部の挺屋和大アニマックスイベント・コンテンツ事業部長は「出演者の個人の配信は28人で、配信を見ている視聴者は120万人。配信者のファンもイベントを広めている」と紹介。また、アニメチャンネルのアニマックスの広告属性と被りにくいことも指摘した。 ソニー銀行マーケティング部の久保田直人シニアマネージャーは「Z世代が利用するのはゲーム。オンラインゲームでは長時間プレイする。若い人にアプローチしたいと思いスポンサーとなった。イベントを通じて銀行の口座開設にもつながっている」と話した。
電波新聞社 報道本部