土砂災害で予約取り消すも…常連客が訪れ満室 白馬のペンション営業再開「日常が戻ること願い頑張る」
大みそかの夕食は石崎さんが腕を振るったフレンチのコース料理。 常連客も満足げです。
15年来の常連客(愛知県から): 「(災害で)ダメだからキャンセルしますって電話がかかってきたんで、あー、どうしようって感じだった。ずっと来ているので、いろんなところ行ってもご飯おいしいところあまりないので良かったです」 10年来の常連客(三重県から): 「アットホームな感じもそうですし、場所的にも静かで(再開)すごいうれしいです、まだまだ来たいと思います」 「一日でも早く、またにぎやかになってほしいな」
夕食後、外に出た石崎さん。 一日中、雨が降り続いたため、念のため、周辺を見回りました。 オーナー・石崎慎一さん: 「仮の水路つくってもらってるところがあるけど、その水路の手前のところが水がだいぶたまってて、心配は心配ですね」 新年を迎えるまで1時間に1度見回りをします。
元旦―。 雨は雪に変わり、元日のみそら野は雪化粧。
オーナー・石崎慎一さん: 「あけましておめでとうございます。とりあえず、きのうの夜が心配で、でも朝見たら(雪で)真っ白になってたので、ちょっと大丈夫かなと一安心しました」 妻・朋実さん: 「ありがとうございました」 朋実さんはチェックアウト対応―。
石崎さん夫婦のペンションを含め周辺の宿泊施設は、年末年始は通常通り営業。 風評被害や元日の地震の影響は見られず、白馬村全体も例年並みの入り込みとなっています。 ただ、一部への避難指示は解除されておらず、早期の復旧が待たれています。
妻・朋実さん: 「(白馬村の)日常が戻ることを願って、普段と変わらず充実した1年を過ごせたらいいな」 オーナー・石崎慎一さん: 「ちょっとバタバタしましたけど、何とか無事に年末迎えられたので、いい年になるようにもっと頑張ります」 みそら野地区では現在(1月4日時点)も20軒に避難指示が出ていますが、別荘が多いこともあって宿泊施設に避難している住民は1人となっています。 一方、沢の応急工事は1月中には完了させる予定です。
長野放送