島根原発2号機、13年ぶりに営業運転再開…福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉での再開は2例目
中国電力は10日、昨年12月7日に再稼働した島根原子力発電所2号機(松江市、82万キロ・ワット)の営業運転を再開した。定期検査で停止した2012年1月以来、約13年ぶりとなる。
10日、原子力規制委員会から全検査が適切に実施されたことを示す「使用前確認証」の交付を受け、営業運転に移行した。中国電力によると、今回の再開で火力発電の燃料費削減など年間約400億円の収支改善効果がある。ただし、電気料金は既に再稼働を織り込んだ設定で、引き下げの計画はない。
2号機は、東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。BWRで営業運転を再開したのは東北電力女川原発(宮城県)2号機に続き2例目。