原子力規制委が中国電力の「教育不足、認識不足」と指摘 再稼働の島根原発2号機で装置の特性「誤認」
12月7日に再稼働し、2025年1月10日の営業運転再開をめざす島根原子力発電所2号機で、12月12日に中国電力の運転員が「水位計に異常が起きた」と誤認した問題で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は18日の定例会見で「社員の基礎的な教育不足」と指摘しました。 原子力規制委員会・山中伸介委員長: 教育不足、認識不足。そういうところがあったと理解している。 この問題は、12月7日に再稼働した島根原発2号機で、その5日後の12日に「重大事故などの発生時に使用する原子炉水位計が監視不能な状態である」と中国電力が発表したものの、その後すぐに水位計の異常ではなく「運転員が水位計の特性を十分把握していなかった」ことが分かったものです。 原子力規制委の山中伸介委員長は18日の定例会見で、安全上、直ちに問題はないとした上で次のように述べました。 原子力規制委員会・山中伸介委員長: 「これは一事が万事なので、オーバースケールの意味、この水位計がどういう意味を持つのかは十分理解した上で判断していただく必要がある。 この水位計は、新規制基準への対応で新設されたことを踏まえ、中国電力に対して同様の事案が起きないよう改善してもらいたいと注文を付けました。
山陰中央テレビ