パトレイバー 大阪で筧利夫と押井監督が気合十分な挨拶
筧利夫と押井守監督が大阪のファンの前であいさつハプニングも THE PAGE大阪
80年代などに人気を博したアニメ「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の劇場版「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の公開が始まった。2日午後には大阪市北区のステーションシネマなどで同映画に出演している筧利夫(52)と押井守監督(63)の舞台挨拶が行われ、筧は「きょうは奇跡の一日になると思いますのでどうかよろしくおねがいします」と気合十分に話した。
筧「こんな暑い日にオッサン2人ですみません」
舞台挨拶は、本来であれば同映画に出演している真野恵里菜も登壇する予定だったが、急きょキャンセルとなり、筧と押井監督の2人が登場。筧は冒頭で「きょうは本当に暑いですね。こんな暑い日にオッサン2人できてしまってすみません」とあいさつし、満員の会場の笑いを誘った。 また「みなさんこれから上映2日目ですが、奇跡の1日になると思います」と気合十分に続けた。一方、押井監督はあいさつ後で何かを話そうとしたが、少し間があいたため司会者が気づかずそのまま進行。驚きの表情を浮かべ、あわてて司会者が「申し訳ございません続きをどうぞ」とふったが、監督は「忘れちゃった」と笑顔で答え、会場は爆笑の渦に包まれた。
押井監督「最初からタイトな話にしようとしていた」
同作品公開までには、パトレイバーを要する警視庁警備部特科車両二課第二小隊や整備班の日常を描いた短編シリーズを2014年から12話にわたって公開。今回の映画はその集大成で、迫力のある作品となっている。 短編シリーズでは穏やかな日常を描いたものが多かったため、司会者が筧に「短編と長編映画では演じ分けはしているのか」と質問。筧は「今までのシリーズと違いシリアスになりましたが上映館数が違いますので観る人の数が違う。私も老い先みじこうございますので、中々こんな大作に出るということもなかろうかと思いますので気合を入れて演じました」と大きな声で答え、再び会場の笑いを誘った。 押井監督は「映画の冒頭で相変わらずバカやってるんですけど、(特車二課が)暇やってるところと、大きなクーデターやってるところと地続きであるところがパトレイバー最大のポイントなので。ふだんバカやってる連中が一生に一回くらいお役に立つという話になっているので、最初からタイトな話にしようとしていたので、その辺が映画のみどころになっています」と話した。