【ギラヴァンツ北九州】J2昇格プレーオフ進出へ 勝ちが必須の残り2試合
■チームの状態はいい 前節の勝利が大きい 増本監督「コンディションは悪くないと思います。ここから試合に向けてどれだけ上げていけるか、トレーニングの中でしっかり調整していきたい」 【写真で見る】J2昇格を目指す ギラヴァンツ北九州 増本監督 今シーズンも残り2試合。現在8位のギラヴァンツ北九州は、6位までに入れば、J2昇格プレーオフに進出できる好位置につけています。 現在6位との勝ち点差はわずか「1」、チームを率いる増本監督にとって集大成をみせる大舞台です。 ■就任1年目の増本監督 最初のテーマは「チームの土台作り」 今シーズンが就任1年目の増本監督は去年J3で最下位に沈んだチームの立て直しからのスタートでした。若い選手中心のギラヴァンツ、チーム再建のためには「プロとしての意識を高めること」が最善と考えました。 増本監督「『土台』をしっかり固めていかないと上に何を積み上げても、すぐに崩れてしまうと思ったので、まずは、そのベースの部分をどうやって高めていくか、ピッチ内外のところで気をつけてやってきた所ではあります」 ■勝ちが遠いシーズン序盤 チームの『土台』を築きながら走り出したシーズン、ホームで迎えたJ3開幕戦は白星で飾ることが出来ませんでした。4月10日の琉球戦では、3年目・25歳、ディフェンダー長谷川が今シーズン初ゴール、増本体制になって初めて、ホームでのリーグ戦に勝利します。 しかし、その後はなかなか勝利を積み上げることが出来ず、12試合でわずか2勝と苦しみます。 増本監督「課題は間違いなく得点力ですよね。僕が来る前からもそうだったと思いますし、得点力というのは中々、形になってこないなというのは思っていました」 ■チームの守備力の強化 12試合で8得点、1試合平均1点に届かない状態…。得点力が上がらない中でチームに求めたのは相手にシュートを打たせない『守りを徹底するハードワーク』でした。 ターニングポイントとなったのが5月6日の岐阜戦、PKで得た1点のリードを守り切り、競り勝つと、そこから9勝4分け、苦しんだチームは一気に生まれ変わり、13戦負け無しという好調ぶりで順位を5位まで押し上げました。 増本監督「前線からの守備というのがかなり効いていて、最後にボックスに入られることがかなり少なかった。そこが良かったと感じています」 永井選手(背番号10)「シーズン開幕した当初は自分の動きにパスが合わなかったり、コミュニケーション不足というか、うまくチーム的に攻撃がはまらなかったり、そういう部分がたくさんあったんですけど、皆でご飯に行ったり、チームの仲の良さはトップレベル、それが試合に上手く出ているのかなと思います」
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