「りんご病」の感染者が急増中、青森県で最も多く 初期症状・原因・対処法を医師が解説
今回のニュースへの受け止めは?
編集部: りんご病の感染者数が去年と比べて25倍になっていることについて、受け止めや感染予防法を教えてください。 中路先生: りんご病は風疹や水痘と同様、妊娠中の女性が罹患すると胎児に影響します。子どもからウイルスをもらうことが多いため、妊娠中は流行時期に子どもと接触する機会を減らすなどの対策が必要です。また、子どもと接触が多い職業の人も注意が必要です。残念ながらりんご病にはワクチンがないため、手洗いやうがい、マスクの着用などの基本的な感染症対策が重要となります。
編集部まとめ
りんご病の感染者数が増加傾向にあることが今回のニュースでわかりました。りんご病は、感染した人のウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、実際的な二次感染予防策はないと言われています。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。