「新しく出会う人にはかっこよく見られたい…」華々しい高校デビューはイカついゴーグル×制服の推しキャラコーデ!?【作者に聞いた】
一緒に暮らすインコとのエピソードを中心に、SNSで漫画を発信しているえるぽぴ( @lpo_on )さん。実は幼少期からオタク気質で、包帯や眼帯をつけて登校したり、難読ハンドルネームを授業中に考えたり、教室でアニメダンスを踊ったりしていたという。 【漫画】本編を読む 「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ~解放の刻来たれり~」は、そんなえるぽぴさんの「黒歴史」がたくさん詰まったコミックエッセイ。 本記事は「えるぽぴの楽しい黒歴史ライフ~解放の刻来たれり~」から一部抜粋・編集してご紹介。今回はえるぽぴさん、高校デビューを果たします。地元から少し離れた高校に進学することとなったえるぽぴさん。「新しく出会う人にはかっこ良く見られたい…」と、高校デビューを決意。彼女が選んだ方法とは…? ■推しの概念をいつでも身に付けていたかった…! 通常高校デビューといえば、憧れのファッションモデルを真似して髪を染めたりメイクをしたりという方向にいきそうですが、私の場合そうはいきませんでした。当時ハマっていたゲームのキャラを参考に、イカついゴーグルを制服に合わせることを思いついたんです。 きっと、推しの概念をいつでも身に付けていたいという欲求が悪い方に働いてしまったのだと思います。何故か個性的でイケてると思ってしまいました……。 ネットで手に入れたゴーグルを首からさげ、意気揚々と入学式に臨みました。その後もゴーグルをつけ続けて登校したものの、誰からも何も言われなかったため3日で外すことに。 その後も同級生から「最初ゴーグルつけてたよね!?」などのツッコミは一度もありませんでした!ゴーグルしてた奴として認知されていなかったのか、触れてはいけないと思われていたのか……。どちらにしてもイジられなかったのは、ありがたいです。当時の精神力では黒歴史の瘴気に耐えきれなかったと思うので…。 ちなみにこの当時、オシャレへの意識は芽生えていました。新しい環境で外見も気にするようになり、闇の中学生時代に比べたらだいぶオシャレ意識は高まっていたと思います! 平成をオタクとして過ごした人は懐かしさと恥ずかしさに震え、Z世代には平成オタクの生態が新鮮に感じられる、黒歴史漫画。オタクではない人ももちろん楽しめる一冊なので、何も考えずにクスっと笑いたい人は、ぜひ闇に封じられた黒歴史の扉を開いてみてほしい。 取材・文=石川知京