【オーストラリア】広告運用自動化ツールのシロフネ、豪州進出へ
広告運用自動化ツールを開発・提供するShirofune(シロフネ、東京都中央区)はこのほど、オーストラリア市場への参入を発表した。同社のツール「Shirofune」は、広告の運用に関わる各種業務を自動化し、出稿から最適化までをワンストップで支援する。広告主や広告代理店を対象に作業効率化と生産性向上を後押しするもの。昨年2月には北米でもサービスを開始しており、海外進出は今回2カ国・地域目となる。 同社は経験豊富なスペシャリストによる「効果的な広告運用」を自動で再現する独自アルゴリズムを開発。2018年にサービスの提供を開始して以来、1万3,000件以上の媒体に37万回以上の運用改善を行ってきた。 「Shirofune」の英語版も開発し、昨年の北米進出時には、米国の広告代理店で導入実証を行い、広告効果の改善を確認している。 今回オーストラリアのローカルパートナーから打診を受け、業界との協力体制が整っていることなどを理由に、同国進出を決めた。 まずは広告代理店の開拓に焦点を当てる予定で、ネットワークを生かし、すでに複数の広告代理店で導入が決まっているという。日系企業に対しては日本語環境でのサポートも可能。 同社の広報担当者はNNAオーストラリアに対し、「今後は営業・マーケティング活動を加速させ、向こう1年で100社導入を目指す」と明かした。また、将来的には現地法人の設立も視野に入れているという。