山口県下関市沖で韓国船籍のタンカーが転覆 乗組員11人のうち6人を救助 他5人の安否不明
20日朝、山口県下関市沖で韓国船籍のタンカーが転覆しました。 乗組員11人のうち6人は救助されましたが、他の5人の安否はわかっていません。 【写真で見る】山口県下関市沖で韓国船籍のタンカーが転覆 周辺を捜索中(20日13:00頃)
20日午前7時4分ごろ、下関市の六連島沖に停泊していた韓国船籍のケミカルタンカー「KEOYOUNGSUN(キョヨン・サン)」から「左に40度傾斜している。救助を要請します」と門司海上保安部に通報がありました。 巡視船やヘリコプターが現場に急行した際、タンカーはすでに転覆していたということです。 タンカーには11人(韓国籍2人、インドネシア籍8人、中国籍1人)が乗っていて、これまでに6人が救助されたということですが、容体はわかっていません。 他の5人は、まだ見つかっていないということです。 タンカーは、980トンのアクリル酸を運んでいて、これまでのところアクリル酸や燃料の流出は確認されていません。 門司海上保安部によりますと、タンカーは、航行中の海域の波が高く、荒れていたため、下関市沖で錨をおろして待機をしていたということです。 門司海上保安部は、乗組員5人の捜索を続けています。