オリックス・太田 リーグ1万試合で祝砲の逆転V1号「まさか入るとは…」 チーム連敗脱出導いた
「DeNA1-2オリックス」(5日、横浜スタジアム) オリックスはリーグ通算1万試合到達の記念日に、太田がヒーローとなった。チームを逆転勝利、連敗脱出に導く決勝の1号2ラン。「まさか入るとは…。何とかいい風に乗って入ってくれたと思います」と本人も驚きを隠せない。 【写真】逆転2ランを放ち、笑顔で田嶋に迎えられる太田 高めの球を逆方向へ完璧にはじき返した。1点を追う五回2死一塁。フルカウントからジャクソンが投じた156キロ直球を強振した。右翼方向に吹いていた横浜の風に白球は乗り、右翼最前列に突き刺さった。 昨年8月9日のロッテ戦以来となる一発。打席では積極性を大切にしながら、狙い球を絞っていたという。「追い込まれた中で、いい対応ができたな」と自画自賛。1万試合到達の日に主役になり、「僕も小さい時はオリックスの試合を見ていた。坂口さん、後藤さんが好きだった」と当時を思い返していた。 1番に杉本、4番には西川を据えるなど、大幅に打線を組み替えた中嶋監督は「積極性を出してほしいのと、どんどん(思い切り)行ってほしいのがもちろんある。結果うんぬんよりも(打線全体で思い切りのいい攻撃が)できたかな」と一定の手応えを感じていた。