首都圏強盗 横浜事件での現金回収役の夫が国分寺事件に関与か
首都圏で相次ぐ強盗のうち、横浜市青葉区の強盗殺人事件で現金の回収役を務めたとされる木本未穂容疑者(30)=東京都足立区=の夫が、9月末に発生した東京都国分寺市の強盗致傷事件に回収役として関与した疑いがあることが6日、捜査関係者への取材でわかった。 【イラストで解説】強盗に狙われる戸建て住宅 住民の対策ポイントは 国分寺市の事件では、実行役が奪った現金の回収、運搬を担ったとして既に樋口伶奈容疑者(30)=千葉県柏市=が逮捕されている。捜査関係者によると、樋口容疑者は柏市内の公園で実行役の1人から現金を受け取った後、東京都足立区内の公園に移動。そこで袋に入った現金を別の人物に渡したとみられ、周辺の防犯カメラに木本容疑者の夫とみられる人物が映っていたという。 木本容疑者の夫は10月19日、受け子として特殊詐欺に関与したとして北海道警に逮捕された。木本容疑者は調べに対し、「夫から何度もお願いされ引き受けた」と話しているという。 国分寺市での事件は9月30日未明に発生。勝手口のガラスを割って押し入った男らが住人の60代の女性に暴行を加えて逃走した。翌10月1日に埼玉県所沢市で発生した強盗致傷事件に関与したとして逮捕された男2人が国分寺市での事件の実行役とみられ、警視庁や千葉、埼玉、神奈川県警の合同捜査本部が解明を進めている。