【速報】万博開幕前に、閉幕後の跡地活用案が見えてきた!サーキットやアリーナ、AR活用した次世代公園 大阪府と大阪市が選定
開幕を待つ大阪・関西万博で、大阪府と市が考える閉幕後の跡地活用案が早くも見えてきました。エンターテインメント施設が整備されることになりそうです。 今年4月から10月に開催される万博では持続可能性も大切なテーマ。 まだ開幕していませんが、すでに閉会後の建築物・建材等の有効利用マッチングなどもはじまっています。 会場跡地について大阪府市は、去年9月から民間事業者に対し約50ヘクタール分の開発計画の提案を募っていました。 府市によりますと、3つの提案が出た中から、2つの案が選ばれました。
■提案された跡地活用1「The heart of OSAKA」
選ばれたひとつは、大林組ほか6社グループの提案「The heart of OSAKA」です。 サーキットや会員制ホテル、大型アリーナ、ホテルやショッピングモールを備え、万博の「静けさの森」はそのまま存置させる計画です。 また大屋根リングの一部も残し、夢洲のアイコンとして継承させたいという計画です。
■提案された跡地活用2「潤いの粋都 YUMESHIMA」
採用されたもうひとつの提案は、関電不動産、京阪ホールディングス、住友商事、竹中土木、南海電気鉄道、吉本興業ホールディングスのグループによる「潤いの粋都 YUMESHIMA」です。 提案では、土地開発を5つのゾーンに分けて、商業・駅前ゲート・ライブエンタメ・ラグジュアリーリゾートなどで構成するというもので、「静けさの森」は移設して残し、ARなども活用した次世代型公園を考えているということです。
大阪市の横山市長は、「2つとも大変面白い提案だった」として、今後マスタープランの策定を目指すとしました。 その際は、「どちらかを選ぶわけではなく、2つの提案をもとに、どう活用していくか協議して活用していくことを想定している」と話しました。