【NFL】2年ぶりに膝の装具なしで練習に臨んだビルズLBミラー
ラインバッカー(LB)ボン・ミラーにとって、2024年は見えないものをすぐに忘れられる年であってほしい。ミラーは、今週、ビルズが行ったチームアクティビティで、2023年シーズンの活躍を阻んだ大ケガをしてから初めて、右膝に装具をつけずに練習できたと明らかにした。
「引き続き努力して、膝の回復に取り組んできた」とミラーは『Democrat & Chronicle(デモクラット・アンド・クロニクル)』に話している。「すべては俺の健康状態と膝の感触によって決まる。これまでのところ、膝の装具なしで練習しているんだ。去年はできなかったことだ。だから、シーズンが始まって本格的に試合でプレーするようになったら、行けると思う」
ミラーがシーズン終了となる膝のケガをしたのは、2022年11月のサンクスギビングデーのことだった。2023年はPUP(故障者)リストでシーズンをスタートし、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂と半月板損傷を含むケガのリハビリを続けていた。8度のプロボウルに選出されているミラーは復帰こそ果たしたものの、レギュラーシーズンの12試合(スナップ258回)でサックなしのタックル3回という成績に終わっている。
ビルズのディフェンスにさらなる負傷者が出たプレーオフ戦線でも、成果を残すことはできなかった。チームは最終的にディビジョナルラウンドでカンザスシティ・チーフスに1スコア差で敗れている。この試合でビルズはクオーターバック(QB)パトリック・マホームズを1度もサックできなかった。それでもミラーの膝には終盤にかけて希望の兆しが見えてきており、それが2024年に向けた出発点になることが期待された。
「シーズン最後の3試合――マイアミ、ピッツバーグ、カンザスシティ戦――が俺の去年のベストゲームだった」とミラーは言う。「そこまでかかってしまったことは悔しいけど、それだけ時間が必要だったんだ。それを今シーズンの飛躍台にしようと努力してきた」