TBSオーディション番組の“まさかの結末”に非難殺到…“アイドルデビュー”ビジネスの乱立が問題の背景か
12月18日に放送されたガールズグループオーディション『SEVEN COLORS~girls life memory~』(TBS系)の予想外の結末が波紋を呼んでいる。 【写真あり】オーディション発のグループとして成功したJO1 「同番組は、12名の少女が約3ヶ月の共同生活を行いながらデビューを目指すという内容です。なかでも、ダンスレッスンに力を入れており、本場のLAでレッスンを受けるなど潤沢な予算が使われていました。その様子をスタジオで見守るのが、パンサー・向井慧さん、藤本美貴さん、ミキ・昴生さんと亜生さん、そして自身もボーイズグループとして活躍しているGENERATIONS・小森隼さんの4名。 10月から約3ヶ月にわたり放送され、18日の最終回では、成長した彼女たちをみて、向井さんが号泣する場面もありました。そして、ついに最終合格者7名が発表されるかと思ったのですが……発表直前で番組は終了。発表を期待していた視聴者にとっては、スッキリしない結末となったのです」(芸能記者) 番組終了後、公式Xでは《moxymill デビューメンバーに関するお知らせ》と題したポストがなされ、合格者は“テレビ”ではなく1月に“ライブ”でお披露目となることが発表されたのだ。さらに、驚きの事実が判明した。 《当初7人でのデビューを予定しておりましたが、厳正なる選考をした結果、一部の「Charm」において該当者無しでデビューすることとなりました》 番組のコンセプトでは、「CUTE」や「COOL」など「Charm」という7つの特性をそれぞれメンバーに割り当てるということだったのだが、一部のCharmを欠いて7人に満たない形でのデビューとなったのだ。そして、適任メンバーは引き続き探すとしている。 X上では、番組を追いかけてきた多くの視聴者から不満が漏れた。 《何のためのオーディションだったの? 意味がわからないんだけど》 《メンバー発表してからデビューライブして欲しいです。当初の七人予定から減ってのデビューですか!?それは悲しすぎます…後出しジャンケンすぎます…》 《何のための3ヶ月だったんだ。蓋開けたら3人とかもあるってことだろ?》 《こんなのオーディション番組じゃないよ…》 こうした予想外の展開の背景には、近年のオーディション番組の乱立があると芸能ジャーナリストは指摘する。 「アイドル発掘オーディションは一種の“サバイバル番組”として、お隣の韓国では絶大な人気を誇っており、今や世界的ガールズグループの『TWICE』や『Kep1er』など数多くのグループが誕生しています。その様子はNetflixなどの配信サイトを通じ世界中に公開されるので、日本のファンも多いのです。こうした人気を受けて、韓国の番組を模倣した“日本版オーディション”が開催されるようになりました。 たとえば『TWICE』の妹分である『NiziU』は韓国の芸能事務所『JYPエンターテインメント』と日本のレーベル『ソニーミュージック』との合同プロジェクトにより結成。そして『JO1』は韓国で絶大的な人気を博した『PRODUCE 101』の日本版として誕生しました。 オーディション番組は、毎週一定の視聴率が見込まれるのでテレビ局側としても魅力的なコンテンツの一つ。さらに、うまくデビューできればその後のビジネス展開も見込まれます。ただ、各社が参戦したために現在は“飽和状態”と言えるでしょう。 今回は、ほかの番組と差別化する必要性もあり、“サプライズ”形式で発表しようとしたのでしょう。また、オーディション番組の課題は、グループをデビューさせたはいいものの、その後アイドルとしてきちんと売れることができるか、という点です。わざわざライブで発表するという形にしたのも、“集客したい”という局側の下心が見え隠れしてます。 今回のケースでいえば、番組内だけで終わらせないという方針は納得できますが、もう少しいいやり方があったはずです」 何より無事にデビューできると良いけれど……。
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