坂本怜 四大大会Jrダブルスで初V王手、全仏Jrで決勝進出<男子テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は7日、ジュニア部門の男子ダブルス準決勝が行われ、第2シードの坂本怜/ F・チナ(イタリア)組がA・ラゼイ(アメリカ)/ M・シューハウス(ドイツ)組を7-5, 2-6, [10-7]のフルセットで下し四大大会ジュニアのダブルスで初の決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。 【坂本怜ペア 全仏Jr複決勝 1ポイント速報】 17歳の坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)ジュニアの男子シングルスで優勝。日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した望月慎太郎に次ぐ2人目の四大大会ジュニア制覇の快挙を達成した。 今大会はシングルスとダブルスの2種目にエントリー。シングルスでは3試合に勝利して8強入りしたものの、準々決勝敗退となった。 一方、チナとペアを組んだダブルスでは1回戦と2回戦をストレートで勝利し8強入り。準々決勝は対戦相手が試合前に棄権したため不戦勝で準決勝に駒を進めた。 準決勝の第1セット、両ペア1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第11ゲームで坂本/ チナ組がブレークポイントを握ると、最後は相手のボレーミスを誘いこのセット2度目のブレークに成功。坂本とチナは直後の第12ゲームをキープし先行する。 しかし第2セット、坂本/ チナ組は第3ゲームで先にブレークを奪うも第4ゲームから相手に5ゲーム連取を許し1セットオールに追いつかれる。 迎えた10ポイントマッチのタイブレークで争われるファイナルセット、坂本/ チナ組は序盤で1-4とリードされるも追いつき、最後は坂本のリターンで相手のミスを誘ってフルセットの熱戦を制した。 坂本とチナにとってこれが四大大会ジュニアのダブルスで初の決勝進出となった。 決勝では初優勝をかけ、第1シードのJ・シュヴェルツラー(オーストリア)/ N・ブドコフ・ケア(ノルウェー)組と対戦する。
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