「2023年記憶に残る15のトッププレー」に大谷翔平の“150m弾”が選出!「二刀流キャリアに象徴的な瞬間」「モンスターショットだった」
現地時間12月27日(日本時間28日)、MLB公式サイトでデータ分析を担当するデビッド・アドラー記者が「2023年記憶に残る15のトッププレー」と題して特集記事を配信。今季の記録的なプレーが取り上げられ、ドジャースに移籍した大谷翔平が今季放った特大弾が選出された。 【動画】大谷はアンリアル!米球界に衝撃をもたらした特大150メートル弾のシーン 現地時間6月30日(日本時間7月1日)、ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。相手左腕のトミー・ヘンリーが投じたスライダーをフルスイングし、493フィート(約150.3メートル)を計測する30号ソロを放った。大谷自身にとって自己最長の飛距離を計測する超特大弾だった。異次元の一発には現地ファンやメディアは驚きを隠せない様子だった。 アドラー記者は「オオタニの今季30号本塁打は、エンゼル・スタジアムのライトスタンド深くに消える、約500フィート(約493フィート)のモンスターショットだった」と振り返り、「この二刀流スーパースターのキャリアの中で、象徴的な瞬間がまたひとつ増えた。オオタニ自身のこれまでのキャリア最長本塁打は470フィートだった。スタットキャストが導入されて以降では、490フィート以上のホームランを打った15人の選手のうちの1人である」とも紹介していた。 大谷の特大弾以外にも記事内では様々な記録が取り上げられた。 今季メジャー史上初となる「40本塁打&70盗塁」を達成し、ナ・リーグのMVPに満票で選出されたロナルド・アクーニャJr.が、現地時間9月2日の試合で計測した121.2マイル(約195キロ)の打球速度もピックアップされた。同記者は「彼は121.2マイル、454フィートのホームランを叩き込んだ。2015年にスタットキャストが追跡を開始して以来、120マイル以上のボールを打ったのはアクーニャJr.、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、オニール・クルーズの5選手だけだ。さらに、120マイル以上の打球でホームランを打ったのはアクーニャJr.、ジャッジ、スタントンだけである」と紹介し、強烈な一発を振り返った。 レッズの大型新人エリー・デラクルーズが記録した99.8マイル(約160.6キロ)の捕殺も選出。アドラー記者は「2023年に内野手が100マイル近い球を投げたのだ。それくらいデラクルーズの送球はばかげていた」とコメントしたが、スタットキャスト史上最速を記録したこのプレーに現地では衝撃が走った。 来季のMLBではどんな記録が生まれるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]