HYBE、ミン・ヒジン前代表の批判うけ反論「金をあげるから出ていけ?とんでもない嘘」
HYBEが傘下レーベルADORの前代表取締役で現社内取締役のミン・ヒジンの主張に反論した。 HYBEは26日、公式ウェブサイトを通じて同日午前、中央日報が報道したミン・ヒジンの単独インタビューの内容に対する公式立場を発表した。 同社は「取締役のミン・ヒジンに『お金をあげるから受け取って出て行け』と提案したことはない。マスコミとのインタビューでこのようなとんでもない嘘の主張をすることは、当社としてはあきれるばかりだ」と伝えた。 それから「取締役のミンは監査を『偶発的な感情で』『虚偽事実を基に違法で』と主張したが、監査は偶発的に行うものではない。社内外で様々な情報を受け、着手した」とし「本人は実際に会社の監査にまだ応じていない。本件は現在、警察の調査が行われている深刻な事案だ」と付け加えた。 この他にも、HYBEはミン・ヒジンのレーベルに対する独立性が保障されなかったという主張や、海外の広報代理店がミン・ヒジンを誹謗する資料を流したという主張、そしてHYBEの業務妨害でNewJeansのファンミーティングとアルバム制作が中止されたという主張について追加のコメントを発表した。 【HYBE 公式コメント全文】 本日、中央日報のインタビュー記事についてお伝えします。 中央日報が26日に報じたミン・ヒジン取締役のインタビュー記事には事実でない内容が多く、以下のようにお知らせ致します。 ■ HYBEは「お金をあげるから受け取って出て行け」という交渉案を提示したことがありません。 まず、HYBEは取締役のミン・ヒジンに「お金をあげるから受け取って出て行け」という交渉案を示したことがありません。メディアのインタビューで、このようなとんでもない虚偽の主張をすることには、当社としてはあきれるばかりです。 ■ 監査は社内外から寄せられた明確な情報を基に行われたもので、警察の調査も行われている重大な事案です。 取締役のミン・ヒジンは、監査を「偶発的な感情で」「虚偽事実を基に違法で」と主張していますが、監査は偶発的に行うものではありません。社内外から引き続き情報が寄せられたため着手しました。監査の結果、取締役のミン・ヒジンは副代表と長期にわたり、会社を攻撃する方法を模索してきましたし、「HYBEの中で誰も私たちに触れられないようにする」「究極的にHYBEを抜け出す」「母親たちがHYBEと契約書を書いていないことを積極的に利用すれば良い」のような悪意と、投資家に会った状況が数え切れないほど確認されました。また、ミン・ヒジン本人は、会社の監査にまだ応じていません。本件は現在、警察の調査が行われている深刻な事案です。 ■ 取締役のミン・ヒジンは、制作と経営に対する全権を十分保証されました。 「ミン・ヒジンレーベル」に対する独立性保障の約束を破ったという主張も、事実ではありません。ミン・ヒジンは代表時代、他のどのレーベルよりも制作や経営に対する全権を保障されました。一切の干渉を受けずプットオプション(株式売却請求権、取引当事者があらかじめ定めた価格で満期日、またはその前に一定資産を売る権利を売買する契約)、年収、処遇、活動への支援、プロモーションなどに対し、他のどのレーベルより大きな特典と支援を享受してきました。 ■ 海外の広報代理店で誹謗資料をばら撒いたという主張は嘘であることを、コラムニストも認めてくれました。 海外の広報代理店で誹謗する資料をばらまいたという主張も事実ではありません。同代理店は「取締役のミン・ヒジンに対する資料を配布したことがなく、そのような主張をするならば嘘だ(At no point did any agency affiliated with HYBE provide any slanderous or untrue information about Min, to suggest otherwise would be a lie)」という返事を送ってきました 。また、ビルボードのコラムニストのジェフ・ベンジャミンも、「ミン・ヒジンを誹謗する内容の資料を受け取ったと言ったことがない」という返事を送ってきました。 ■ 日本でのアルバムの売上と関連し、出荷量と売上の基準を混用し、巧妙に事実を歪曲しています。 日本でのレコード売上についても巧妙に事実を歪曲しています。「日本だけで102万枚が売れた」という記事の内容があまりにも大きな事実歪曲で、当時公開されていたオリコンランキングのデータで売上を説明したのです。同記事が出た翌日、日本レコード協会がゴールド(10万枚)認証を受けたことが分かりましたが、ゴールドは出荷量基準で選定されます。 ■ ファンミーティングとアルバム作業の中止は、HYBEの業務妨害ではなく、ミン・ヒジンの業務怠慢と意思決定の遅延のためです。 韓国のファンのためのサプライズファンミーティングとアルバム作業の中止は、取締役のミン・ヒジンの代表の解任と副代表の業務排除によるものではありません。ADORは、韓国のファンミーティングの場所としてソウル・ワールドカップ競技場を考慮していましたが、芝生問題で貸館が拒否されました。新しい経営陣が代案を模索すると共にニューアルバムなどについて話し合うため実務者の意見を集め、取締役のミン・ヒジンに数回打ち合わせを要請し、電子メールなどでコミュニケーションしましたが、ミン・ヒジンは返事を先送りしたり、突然長期間の休暇を取るなどの方法で支障をきたしています。彼女の業務怠慢と意思決定の遅延によってファンのための多くのことが中止された状態です。 ■ 取締役会の案件は協議の対象ではなく、事前通知の義務もありませんが、開催の3日前に明確に告知しました。 取締役のミン・ヒジンは、代表取締役から解任されたことが協議されたことではないと言いましたが、これも荒唐無稽な主張です。取締役会の案件は協議の対象ではなく、事前通知の義務もありません。それでも、ADORの取締役会は開催3日前に本人に案件を明確に知らせました。解任の理由について「納得する明確な理由がなかった」としましたが、取締役会は信頼関係破綻の他にも「プロデュースと代表取締役の業務を分離することが政策的に適正な状況」などの説明をしました。これは記録として明確に残っています。 取締役のミン・ヒジンは、インタビューを通じて虚偽事実を流布することだけでも経営者として深刻な欠格事由があります。本業に復帰し、アーティストとファンのための業務に邁進してほしいです。
ファン・ヘジン