大阪府・吉村知事が定例会見4月15日(全文3)対象は現時点で約6万事業者見込む
大阪府の吉村洋文知事は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪・吉村知事が定例会見(2020年4月15日)」に対応しております。 【動画】大阪・吉村知事が定例会見 ◇ ◇
病院支援班の狙いは?
関西テレビ放送:すみません、あともう1点だけ。ちょっと内容と離れるんですけれども、きのう立ち上げられた病院支援班というのがあると思うんですけれども、ここの、現在、病床を確保されているという数字と、実際稼働している部分に乖離があったりとか、その辺りを支えていくようなチームだというふうな認識なんですけど、ここの狙いだとか課題だとか、そういったものを何かありましたら教えてください。 吉村:病床は確保しているんですが、病床を確保して、じゃあいざ患者さんを搬入しますっていったときに、ちょっと今、看護師さんの数が足りなくてとか、実はそういうのが結構あるんですね。だから現場の事情でちょっと今、受けれない。でも病床は確保してるんですけどっていうのがあって、そこの乖離が、現場レベルではちょっと生じてきているので、その乖離を生じさせないようにするために、その病院で何か困っていること、さっきの医療物資、資源であったり、何か病院で不足しているもの、そういったものを統一的に、情報収集もして個々の病院を支えると。 そこの特別班をつくって、病床の確保と、そして現実に入院患者を送るときにずれがないようにすることで、病床の、現実的な確保数というのをどんどん増やしていきたいと、そういう狙いです。だから病院のサポートですね、大きな趣旨としては。コロナ患者を受け入れるようにする病院のサポートを、より個別に充実させていくということです。 司会:ほかにご質問ございますか。
市町村を巻き込んだ理由は?
読売新聞:読売新聞の【オオタ 00:52:50】です。知事はかねてから休業要請に関して、国がすべきだ、大阪の財政力ではなかなかできないというお話をおっしゃっていましたけれども、今回、市町村を巻き込んだ形で補償をするという方向にかじを切った理由というのはなんでしょうか。 吉村:まず東京都が先陣を切って50万円、100万円の支援金を出すということを判断されました。これはもう、ある意味国のお金も頼ることなく。市町村に頼ることもなく。まさに東京都独自の財源でいくという、まさにちょっと大阪やほかの自治体と比べても別格の財源力の中で判断はされたことだというふうに思います。 大阪も、じゃあその東京都のまねをするかといったら、それはできないし、大阪府、今、大阪都にはなっていませんので、当然、大阪市とも協調しないといけないし、大阪市と合わせても東京都の財力にはとうてい及ばないような状況だというのが今の大阪の現状の中で、ただ一方で感染者が拡大しつつあると。そこで休業の要請をして、やはり市中の活動というか、それを抑え込まないと府民の皆さんの命はやっぱり守れないという思いがありましたので、ここは東京のようなまねまではできないけども、非常に厳しい財源なのでこれはできないけども、府単独ではできないけども、というのも正直に申し上げて、ただ、命を守ることをやっぱり重視したいので、お願いしますというのをストレートに言おうと思って言ったということです。 ただ、それでもじゃあ中小企業を支援しなくていいの、お金ないから知りませんっていうのは僕はもう一切思ってなくて、これはもう当初から皆さんにも言ってるとおりですけど、やはり本当に厳しい状況で厳しいお願いをするので、やっぱり中小企業の皆さんを支えたいという思いもありますし、そしてこっちの権力サイドが休業の要請を民間にお願いするわけですから、民間の皆さんに。普通はやっぱり要請をしたらその補償というのはセットだろうというのがあるべき姿だと思うんです。じゃなきゃ、もう要請もしちゃおかしいよねっていうのが本来の姿だと思うので、そういった意味でも、ただでもやっぱりどうしても命を守らなきゃ駄目だっていう思いの中で休業要請をかけましたから、なんらかこれはやっぱり支援したいなという思いはずっとありました。