【みやこS・コメントのツボ】プロミストウォリアに急上昇気配 野中調教師「広いコースに替わるのもプラス」
[GⅢみやこステークス=2024年11月3日(日曜)3歳上、京都競馬場・ダート1800メートル] <栗東トレセン>破竹の5連勝でGⅡ東海S、GⅢアンタレスSを連勝した実績があるプロミストウォリア。1年超の休み明けだった前走・エルムSを叩き「今回のほうが状態ははるかにいい。申し分ない状態でレースに行けそうだね。広いコースに替わるのもプラスだよ」と野中調教師は急上昇気配を告げる。 芝、ダートの二刀流で活躍するドゥラエレーデ。池添調教師は「前走は中1週で苦しいところもあったのか、それがゲートにも影響したよう。リフレッシュ放牧を挟んで、今回はいい状態へ持っていけそう。変わり身を」と一変を期待していた。 サンライズジパングが昨年のセラフィックコールに続く3歳馬Vを狙っている。音無調教師は「前走はレース後にジョッキーが歩様を気にしていた。1コーナーで寄られた時に脚をぶつけたみたいで、打撲していたから結果は参考外だね」とアクシデントを打ち明ける。その上で「影響はなく、いい仕上がりで臨めそう。次のGⅠに進みたいから、ここは勝っておきたいね」とV宣言。 京都ダートは2走して、ともに2着(アルデバランS、GⅢ平安S)のハピ。実はベストコースかもしれない。大久保調教師は「競馬に行って集中力が続かないのかなというところがありますが、能力は間違いなくある馬。ためてラストを伸ばす競馬ができれば」と反撃ポーズを取っている。 同じ大久保厩舎のアウトレンジはキャリア11戦目にして初めての重賞挑戦。「競馬場は問いませんし、体調さえ整えてあげればしっかりと自分の力を出してくれる馬。前々で競馬ができればここでも楽しみ」とトレーナーだ。 <美浦トレセン>今年のフェブラリーSでは1番人気(14着)に支持されたほどのオメガギネス。シリウスS(2着)を叩いて、「いつも通りのいい動きで、反応が良かったですね。力を出せる状態だと思います」と大和田調教師。「直線平坦のコースは脚質的に合っていますし、距離短縮と57キロもプラスです。年齢とともに体質も強くなっています」とボルテージを上げた。 展開のカギを握るミトノオー。牧調教師は「前走は暑さの影響もあって好調時に比べるともう一歩。それでも大崩れしなかった。今回は上向いているし、実績ある京都で改めて」と好勝負を約束した。
東スポ競馬編集部