RIZINファイターが「もやもや病」で長期戦線離脱へ「リングで全てを取り返したかったが叶わず悔しい気持ちでいっぱい」
RIZINファイターのイゴール・タナベ(24)=ブラジル=が、「もやもや病」と診断されたため、しばらくの間、MMA競技の第一線から退くことが28日、RIZINから発表された。 タナベは「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ)出場に向けて向けて準備を進めており、メディカル書類の提出のため12月初旬に病院でMRIを撮ったところ、「もやもや病」と診断されたという。 もやもや病は脳血管の病気で、歌手の徳永英明が患ったことで知られる。RIZINでは「この疾病は、脳出血や脳梗塞を起こしやすい状態であるため、MMAや頭部に打撃のある競技、また減量に伴う過度の脱水は非常に危険であるという診断を受けたため、しばらくは競技の一線から退くこととなりました」と説明。「現時点で復帰時期などの目処は立っておりません」という。 タナベのコメントは次の通り。 「応援してくださる皆さんへ 年末にこのような報告をすることをお詫び申し上げます。しばらく、RIZINのリングで戦えないことを非常に残念に思っています。今年は迷惑をかけることが多く、リングで全てを取り返したかったのですが、叶わず悔しい気持ちでいっぱいです。 もやもや病は完治がないと言われていますが、私はこれまでも不可能を可能にしてきました。必ず復活し、また皆さんの前で戦います。 それまでは、柔術やグラップリングで世界を目指しますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。 イゴール・タナベ」