萬田久子“冬子”が京都で巻き起こる殺人事件に挑む…山村美紗サスペンス「女検視官江夏冬子」シリーズ全6話を全国無料放送
萬田久子演じる検視官・江夏冬子が京都を舞台に連続殺人事件に挑む、山村美紗サスペンス「女検視官江夏冬子」シリーズ。BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、本シリーズを7月20日(土)より毎週土・日曜朝8時から全6話を放送する。 【写真】竹林の中で捜査を進める萬田久子“江夏冬子”たち ■萬田久子、布施博、石野真子などの豪華キャスト陣が出演 ミステリー作家・山村美紗による『女検視官・江夏冬子』シリーズをドラマ化した本作は、1997年から2001年までの間に全6話が放送された。本シリーズでは萬田久子が主人公の京都府警の女性検視官・江夏冬子を演じており、2012年にはかたせ梨乃が冬子を演じたシリーズも放送。物語が進むにつれて明らかになる衝撃の真実や、難事件を解決に導く冬子の鋭い推理力は、本シリーズにおける見どころとなっている。 主演を務める萬田は、1978年にミス・ユニバース日本代表に選ばれて注目を浴び、1980年にNHK連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」で女優デビュー。その後、数々のドラマや映画などに出演し、抜群のプロポーションからからファッション誌などでも活躍してきた。 そんな萬田演じる冬子の部下・橋口警部補を演じるのは布施博だ。ミュージカル劇団「ミスタースリムカンパニー」を経て、1984年に倉本聰脚本のテレビドラマ「昨日、悲別で」に出演し注目を集めると、実力派俳優として数々のトレンディドラマなどで存在感を示してきた。 さらに、各放送回には事件の関係者として中山忍や山村紅葉、柏木由紀子、石野真子、三原じゅん子など豪華な顔ぶれが出演する。 ■他殺か自殺か…冬子が京都・保津川で起きた溺死事件の真相を探る 7月20日(土)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子1『京都清水坂殺人事件』」(1997年)では、京都の清水坂で男性の変死体がみつかる。京都府警の検視官である冬子は部下の橋口警部補とともに現場に向かう。死亡したのは老舗陶器店「桔梗堂」の店主・杉尾万作で、死因は絞殺だった。現場に駆けつけた杉尾の後妻・志保(萩尾みどり)と番頭の島津(出光元)によると、杉尾には三千彦(澤田憲一)と朱子(中山忍)という2人の子供がおり、三千彦は1年前から行方不明だという。そして調べを進めるうちに、三千彦の白骨が発見される――。 7月21日(日)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子2『京都冬化粧殺人事件』」(1998年)では、京都・大沢池で女性の他殺死体が見つかる。死亡したのは祇園のクラブのホステス・小川幸子(白鳥夕香)で、橋口警部補の後輩・渡辺刑事(加勢大周)の婚約者だった。その後、幸子が働いていたクラブのママ・松永千佳子(柏木由紀子)の証言で、幸子は京洛総合病院の外科部長・戸田(寺泉憲)の愛人であることが判明。そして幸子に関係のある戸田は、京洛総合病院の理事長の後継を巡って、内科部長・北野と争っていた――。 7月27日(土)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子3『京都奥嵯峨殺人絵巻』」(1998年)では、京都・保津川で日本画の大家・嵯峨錦秋(江原真二郎)の養女・百合(守祥子)の水死体が発見される。百合は錦秋の愛弟子であったが、才能を見込まれ養女となっていた。冬子は、彼女の死因を“溺死”としたものの、他殺か自殺か判断しかねていた。その後、錦秋の周囲を調べ始めると、今度は錦秋が懇意にしている画商・永峰(三角八朗)が殺されてしまう――。 ■冬子のもとに届いた殺害予告…血で染まった女雛と他殺体が発見される 7月28日(日)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子4『京都宵山殺人事件』」(1999年)では、冬子は三沢ゆき子(田中広子)と名乗る女性から、ゆき子の友人である楠木雅子(立原麻衣)の捜索を依頼される。同じ頃、神社で原田(吉満涼太)という男性の他殺体がみつかり、彼の同僚でギャンブル仲間の佐久間(小宮孝泰)が逮捕されるが、佐久間は容疑を否認していた。調査を続けていた冬子は、殺された原田が雅子の夫で、陶芸家・くすのき右京(三浦浩一)の陶芸教室に通っていたことを知る。そんな中、雅子が焼死体で発見され、殺害現場が右京の作業部屋であることが判明する――。 8月3日(土)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子5『京都慕い雛殺人事件』」(1999年)では、冬子のもとに「女雛が朱に染まる時、天罰が下る」という殺人予告が届く。その直後、血で染まった女雛とともに春山夫妻の他殺体が発見される。さらに、稼働の師範で清華病院の理事長婦人である雪子(柳みる)が何者かによって毒殺。春山夫妻は以前、3歳の女の子を交通事故で死亡させたことがあり、その現場には女の子が持っていた“女雛”が残されていたという。警察は女の子の母親・篠塚真純(三原じゅん子)を疑い行方を追うが、2つの事件は複雑に絡み合っていた――。 8月4日(日)朝8時から放送の「女検視官江夏冬子6『京都女人伝説殺人事件』」(2001年)では、女流作家・二条ゆり子(銀粉蝶)が京組紐で絞殺され自宅で発見される。橋口は、10年前にゆり子の恋人であった洛北大学文学部の助教授・小暮(中山和記)が、同じく京組紐で絞殺された事件を思い出していた。その事件では、小暮と教授の座を争い現在大学教授となっている川崎(萩原流行)が容疑者として浮かび上がったものの、川崎にはアリバイがあったため事件は迷宮入りしていたのだ。しかし、ゆり子の殺害現場に残された湯呑みから川崎の指紋が検出され、再び川崎が容疑者として疑いの目を向けられる――。