雨の中で力投をみせる広島・九里亜蓮投手(写真：時事)

◇プロ野球セ・リーグ 広島8-0ヤクルト(30日、神宮球場) 広島の九里亜蓮投手が、9回無失点で今季2度目の完封勝利を挙げました。 初回から雨が降りしきる中、今季13試合目の先発マウンドに挑んだ右腕。「チームも連勝していたのでいい流れに乗っていった」とテンポ良く確実にアウトを積み重ねていきます。 打線は14安打8得点と強力援護。「野手も早い回に点を取ってくれていいピッチングができた」と野手陣に応えるように2塁を踏ませない圧巻の投球でヤクルト打線を封じます。 9回のマウンドに上がった九里投手は、先頭にヒットを許しますが、続くバッターをダブルプレーで2アウトとしガッツポーズ。最後は村上宗隆選手をファーストゴロに抑え9回109球を投げ5安打、無四球、無失点、8奪三振の力投で6勝目。今季2度目の完封勝利を挙げ、防御率は1.76となりました。 最後までマウンドを譲らなかった九里投手は、「バッター1人ずつと勝負していきながら一つ一つのアウトを積み重ねていこうと思ったので、最後まで投げられてよかったです」と笑顔でコメント。 また雨の中、球場を赤く染めたカープファンには、「皆さんの熱い声援が僕たちの力になっています。明日からも応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました」と感謝を込めました。