BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
AMWノミカタ
1980年代に日本では初めて欧州自動車メーカーとして現地法人を日本に設立したBMWは、いちはやくBMWグループの技術者養成に特化した専門コースを開校して間もないNATSに1991年に設置している。ちょうど、日本全国にBMWの正規ディーラー網が構築されていったのと時を同じくしている。日本での販売台数を増やすには、ディーラーを増やすことはもちろん、クルマを整備するメカニックを確保することも重要である。しかも、80年代90年代と違い、現在はメカニックが不足していることに加えてメカニックを目指す若者も減少している。BYDの今回の取組みは、自社のメカニック確保もさることながら、日本の自動車業界を盛り上げることにも一役買っているように思う。また、BYDの日本市場参入へかける本気度の現れでもある。
青山義明(AOYAMA Yoshiaki)