仏DSオートモビルの主力は「生成AI」も搭載! 個性爆発モデル「DS4」の走りはどうよ?
――ふむふむ。それにしても外観は、「個性爆発!」という感じの仕上がりです。 渡辺 フロントマスクやボディの側面に、鋭角的なキャラクターライン(クルマの基本的形状を構成する線)が入ります。日本人だと「アクが強い!」と感じるかもしれませんが、DS4は2022年にパリで開催された第37回国際自動車フェスティバルで、「世界で最も美しいクルマ」に選ばれています。 ――内装はいかがです? 渡辺 インパネは立体的で、中央にはカーナビの地図などを表示できる10インチのタッチスクリーンが装着されています。デザイン優先の結果だと思いますが、私はシルバーの内装パーツがサイドウインドーに映り込むのが気になりましたね。 ――日本車との違いはどこ? 渡辺 特にシートですね。座り心地が柔軟で、体が少し沈んだところで確実に支える。ドイツ車のような体を拘束するような印象はありませんが、正確な運転が行なえて長距離移動でも疲れにくい。 ――運転した印象は? 渡辺 全幅は1830㎜と少しワイドですが、全長は4415㎜に収まり、街中でも扱いやすい。また、全高を1495㎜に抑えているので、立体駐車場も使えます。 ――パワーユニットは? 渡辺 直列4気筒1.6リットルをベースにしたプラグインハイブリッドです。12.4kWhのリチウムイオン電池を搭載しており、1回の充電で60㎞以上のEV走行が可能です。 ――へぇー。 渡辺 エンジンは1.6リットルターボ+モーターなので加速性能には余裕がある。ちなみにガソリンエンジンに置き換えると3.5リットル前後の性能ですね。 ――スゲェ! 渡辺 ステアリング操作に対して進行方向が正確に変わるため、車両との一体感も味わえますよ。 ――どんな人に推します? 渡辺 クルマの美しさや先進性、味わい深さを大切にする人でしょうね。個性的な外装色も選べますので、他人と違うクルマに乗りたい人にもピッタリだと思います。 撮影/望月浩彦