闘牛も暑い!牛突きも「ナイター」初実施 横綱牛、2年ぶり真剣勝負で40分にわたる大熱戦 島根の離島でファン500人沸く 隠岐の島・夏場所
島根県隠岐の島町池田の隠岐モーモードームで15日夜、夏場所牛突き大会が開かれた。夏場所では2年ぶりとなる横綱牛による真剣勝負が繰り広げられ、地元の闘牛ファンや帰省客ら約500人を沸かせた。 【動画あり】後鳥羽上皇起源の牛突き 海士で23年ぶり大会(2022年)
西郷牛突き保存会が主催し、町内の各地区から3~4歳の計14頭が出場。これまで昼開催だったが、猛暑に伴う人や牛への影響を考慮して、午後6時に土俵入りを始めるナイターを初めて実施した。 牛が負けを覚えると闘志が出なくなることを避けるため、頃合いを見て引き分けにする取組が6番続いた後、メインイベントの横綱牛の勝負では、原田地区の「上風だるま」(4歳、750キロ)と五箇地区の「仁王1号」(4歳、820キロ)が対戦した。双方が力で押し合う膠着(こうちゃく)状態が続き、40分にわたる大相撲の末、最後は仁王1号が押し切り勝利した。 同保存会の崎文夫会長(72)は「ナイターは初めての試みだったが観客が多く、牛もしっかり突けた」と話した。