現役ドラフトで移籍の矢崎 同期・床田封じる「うるさいので。打たれるのは嫌」ヤクルト入団会見
現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手(29)が19日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は広島で21年から背負ってきた「41」に決まり、同期入団でもある昨日の友・床田封じを誓った。 17年から8年間、プロとしての基盤を作り上げてきた広島へ感謝の思いをまず言葉にした。首脳陣や同僚からエールも送られ、「みんなと対戦したくない」と苦笑い。だが、「とりあえず床田は打たれたらうるさいので。打たれるのは嫌だな」と続け、16年にともにプロの扉をたたいた仲間との対戦を心待ちにした。 23年に24セーブを挙げ、今季も10ホールドを記録した実績十分の中継ぎ投手だ。「(抑えは)やりたい人がやれる場所ではない。言われたところで自分のベストを尽くしたい」。慶大時代に慣れ親しんだ神宮で、再起を誓う。