「強力なレギュラーシーズンが台無しになる可能性も」米メディアが指摘するドジャース、プレーオフへの"不吉な予告"とは
ドジャースは現地1日(日本時間2日)に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に3-14と大敗した。 【動画】打った瞬間の圧巻弾! 前人未到の50-50に迫る大谷翔平の44号をチェック 「1番・DH」で先発した大谷翔平は4打数無安打3三振に終わった。 前日に大谷から始まり、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの球団史上初の3連弾、自身も3戦連続がかかり期待された打棒だったが、この日はひと休止となった。大敗ムードとなったことで8回にDHが解除され、ベンチスタートのロハスが大谷に代わって1塁守備につき、一塁のキケ・ヘルナンデスが投手に入った。 先発左腕、ジャスティン・ロブレンスキーの大乱調が響いた。3回までに9失点と大量失点となりながらも、デーブ・ロバーツ監督は早期降板を決断せず。6回途中10失点まで引っ張った。即日、ファーム降格が決まった。 また3回までに9失点と序盤で大勢を決したことから、この試合は3回の守備からベッツ、フリーマン、T・ヘルナンデスをベンチに下げ、次戦以降に備えさせた。 強力打線の裏で心配されているのは、先発陣、救援陣含め、ドジャースのピッチャー陣の層の薄さにもある。 ローテーションの谷間となったこの日、ルーキー左腕に大事な先発マウンドを託すも大量失点、最近では救援陣にも負担を強いていることから、8回からの野手登板をよぎなくされた。 先発陣では今季からチームに加入した山本由伸、タイラー・グラスノーが故障離脱する中、ダイヤモンドバックス4連戦の初戦に登板した左腕クレイトン・カーショーも現地8月31日(日本時間1日)に左足親指の骨棘のため、IL(負傷者リスト)入り、中継ぎのジョー・ケリーも肩痛のため、同じくIL入りとなった。 故障者が相次ぐ投手陣の編成に関して米球界の様々な話題を取り扱う『MLB Trade Rumors』は現地8月31日(日本時間1日)に掲載した記事の中でカーショーがIL入りしたことに触れ「怪我に苦しむロサンゼルスのローテーションにまた新たな打撃を与えることになる」と指摘。 カーショーの早期降板により同試合では7人のリリーフ投手陣の起用を強いられたこともチームにとって想定外だったとした。 さらに同記事では、この先についても予測。現在ドジャースはナ・リーグ西地区で2位のダイヤモンドバックスに5ゲーム差をつけていることもあり「プレーオフを逃がすことは考えにくい」としながら、「健康な先発投手が不足することで、強力なレギュラーシーズンが台無しになる可能性がある」と不吉な予告も行っている。 仮にこのまま地区優勝を飾ったとしても、先発陣の頭数がそろわないことでプレーオフでの早期敗退を懸念した。 打線においては、ド軍史上初となる先頭の大谷からベッツ、フリーマンの3連弾など華々しい活躍が目立ちながらチームに陰を落とすピッチャー問題。首脳陣がこの難敵をいかに立て直せるかも注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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