「私の絵がしゃべっている!」 自作アニメに子ども感激 「ルパン3世」の監督と共作
【那覇】「ルパン3世」や「ゲゲゲの鬼太郎」などを手がけるアニメ監督、白土(しらと)武さん(78)と沖縄県内の小中学生約40人が作ったオリジナルアニメのお披露目会が14日、那覇市のラフ&ピース専門学校であった。子どもたちは、自分たちが手がけた約12分の作品に「私が書いた絵がしゃべっている」「本物のアニメみたいですごい」と歓声を上げながら見入った。(社会部・垣花きらら) 【写真】子どもたちにせりふを吹き込むタイミングなどを教える白土武さん 白土さんが考えたのは、首里城近くのある村に住むカメ子という老婦人が子どもたちと一緒に怪物と闘うストーリー。 白土さんを講師に子どもたちは5日間かけてキャラクターの作成や原画の背景塗りを担当した。3月下旬には、小中学生13人が同市内のスタジオでアフレコにも挑戦した。 アニメ制作は吉本興業ホールディングスが運営する「よしもと放課後クラブ沖縄校」の特別企画。吉本所属の県出身芸人、宮川たま子さんも制作に協力した。 アニメを見終えた屋我地ひるぎ学園3年の大嶺秀日(ひではる)さんは「自分たちで作ったものが映像になり、一生の思い出になった。将来は栄養士かアニメーションを作る人になりたい」と笑顔だった。 白土さんは「参加した子の中からアニメーション業界で活躍する人が出てきたらうれしい」と期待した。 作品は、ユーチューブで視聴できる。( https://www.youtube.com/watch? v=xIcQ4HGsLvs&t=28s )