6割以上の男性が腰に悩み、その先にあるリスクとは
普段の生活で、身体の何処かが痛くて辛いという人は多いことだろう。筆者もずっと肩が痛く、同じ姿勢でいると辛くなってくる。それに伴ってか、首や腰も痛める機会が増えてきているが、かといって病院に行くでもなく、ストレッチしたり湿布を貼ったりして誤魔化して生活している。そんな、身体の痛みに悩む人に関する調査を、サポーターを製作する日本シグマックスが実施。20代から60代の男女を対象にした「カラダの痛み・悩みに関する実態調査2024」として結果を公開している。 まず、現在痛みや悩みを抱えている身体の部位として、もっとも多かったのは肩、で続いて腰、首となっている。いずれも半数を超えており、なかでも女性の70%近くが肩と回答。一方で男性のトップは腰で、6割以上の人が悩んでいる。 ここからは腰の痛みに注目。デスクワーク中心の人で、腰に痛みを抱えている人は40%もおり、やはり長時間座って作業するというのは、腰に負担がかかっているようだ。 また、腰の痛みや悩みを感じ始めた人は、10年より前からが33.8%もおり、長期にわたって悩んでいる人が多いことがわかる。やはり筆者と同様、湿布やストレッチによるセルフケアが多いが、セルフケアをする人は女性の方が若干多い傾向にあった。 厚生労働省によると、世界20の国と地域の座位時間(平日)は、日本が最長で、WHOは座りすぎのリスクとして、がんや脳卒中、糖尿病などの疾患になるリスクが高まると警告している。 座り続けることを解消するべく、立って作業するデスクも登場し一時期注目を集めていたが、歳を取ってくると今度は体重を支える足に負担が掛かって、長くは続かないのではと筆者は思ってしまう。腰に負担を掛けないよう、姿勢を良くすることが重要だが、意識していてもなかなか難しい。良い姿勢を保つ椅子やクッションなど数多く販売されているが、セルフケアで誤魔化すのではなく、しっかり専門医に診てもらって、最適なケア方法を教わり実行したほうが、悩みを解消するかもしれない。 出典:日本シグマックス「カラダの痛み・悩みに関する実態調査2024」より
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